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秋の着物選び

秋らしい装い。
暑い暑い地獄のような夏が終わったと思ったら
やっぱり秋は駆け足で過ぎ去るのね。
私が大好物なセンチメンタルも
ちょっと体調を崩したら
そんなゆとりもないまま
あっという間に過ぎ去る。

健康でこそ
秋の味覚も芸術も自然も
満喫できるというものです。

10月の着物でのお出かけは
きもの好きのお仲間で集う
青山きもの部の部活動が
最後でした。

何を着ていこうかなぁと
あれこれ考え
あの紅葉文様も
あの菊文様も
ススキや秋草、お月様も!
季節限定を着なくちゃと
駆り立てられるのも
秋ですねぇ。

この時しか着られない締められない
季節限定は、
自然の中に身を置かなくても
忙しい毎日に潤いを与えてくれるので
大好きです。

がしかし、
季節に気持ちを奪われて
自分の今の気分も
置いてけぼりにしないように。
迷いに迷い
今回は
こちらの
コーディネートを選びました。


色留袖で
胸元には模様がありませんが
かえって紺色の放つ凛とした美しさが
際立つように思います。

菊の佇まい、
籬(まがき)の描かれ方
柄の大きさなど
全てが好みで
一目惚れでした。
籬というのは菊と一緒に描かれることが多い
垣のことだそう。
菊といっても
大輪の華やかなものから
野に咲くような花まで
沢山あります。

私は野菊のような
小さいけれど
存在をしっかり伝えてくれている
白い菊が好きです。

帯については
また次の機会に
書きたいと思います。
しばらくお付き合いくださいませ。

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