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内向型の特徴(4) 刺激の多すぎる環境は好きではない

去年、「内向型」「外向型」という概念を知ってから、自分の面倒臭い性格や特性が個人的なものだけではなく、一部「内向型」の特徴であると気づき、今はより自分を知るために、誰かに知ってもらうために、深掘りしている最中だ。

自分が内向型か、外向型かを知っておくのは、とても有益なことだと思っている。
私自身、自分が内向型だと知ってからはとても生きやすくなった。

無駄に外向型的性格や生き方に憧れを持ったり、なろうとしてもがいたりする必要も無くなったし、「自分はおかしいのではないか?社会に適合できていないんじゃないか?」といった漠然とした不安を感じたり、自己卑下する必要も無くなったし、自分の苦手なことはなるべく避けて、得意なことを伸ばそうと思えたり、やりやすい方法を模索できるようになった。

「自分らしく生きたい!」とは思っていたけど、私は少し前まで、そもそも「自分らしく」の「自分」て何?という状態だったのだけど、「内向型」という概念を知ってからは、自分の中の軸が見つかった気がする。

内向型診断に関しては、やぎペーさんのこちらのサイトを参考にしてほしい。

「内向型診断」の中に出てくる項目のうち、自分にすごく当てはまる特徴だな、と思うものをいくつかピックアップして、何回かに分けてお話ししたいと思う。

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「刺激」ということに関して、私は無頓着すぎた。

若い頃は「平凡な毎日はつまらない。少しでも多く刺激的なものに接して、楽しく過ごしたい」と思い込んでいた。
テレビでも雑誌でも、刺激的な情報がこれでもかというくらい発信されていて、それらを浴びるように受け取り、「刺激=自分にとっていいもの」と信じて疑わなかった。

世の中が刺激的な情報に溢れているのは「外向型」の人が多くの割合を占めていて、世の中の仕組みが「外向型」に合わせて設計されているから、と知ってからは、夢から覚めたような不思議な感覚と同時に、ホッとしたのを覚えている。
「外向型」の人は刺激が好きだけど、「内向型」の人は刺激が苦手。

刺激を受ける毎日を過ごしながら、私はものすごく疲弊していて、ずっと違和感を感じて生きてきた。
でも周りの友達や仕事仲間は楽しそうなので、そういう環境に適合できない自分がおかしいのだと思い、無理して頑張っていたのだ。

一人の時間が必要なのに、毎日のように人に会う予定を詰め込んだり。
人混みは苦手なのに、人の多い街やイベントに頻繁に出かけて行ったり。
大きな音が苦手なのに、盛り上がるコンサートに行ったり、アクション映画を映画館で鑑賞したり。
人疲れしやすいのに、知らない人がたくさん参加している会合に参加したり。

こういう日常的なことも「刺激」になるんだと知って、自分の苦手なことや疲れにつながるものを少しずつ日常から減らしていったら、すごく生きやすくなったのだ。
身体も心も楽になったし、今まですごく無理して生きてきたんだな、と痛感し、若さがあったから乗り切れてきたのかもしれないけど(途中へばって乗り切れなかった部分も多々あったけど)、自分の今までの頑張りを労うとともに、これからは自分のペースでやっていこうや、と自分を労わることにしたのだ。

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特に良い意味での変化を感じられたのが、「カフェイン」を摂るのをやめたことだ。

私は子供の頃から紅茶(無糖)と緑茶が大好きで、家でも外でもこれらの飲み物をガブ飲みしていた。
味も好きだし、身体にいいと思っていたからだ。
残念ながら、コーヒーは味も匂いも大好きなのだが、飲むとお腹と頭が痛くなるので、飲む習慣がない。

社会人になってからも、オフィスの自分の席にはペットボトルの緑茶や烏龍茶、紅茶などが常に置かれている状態で、毎日ガブ飲みしていた。
すると、いつも午後になるとお腹がモヤモヤしたり(痛いわけではない)、気分が悪くなったりしていたが、それも日常化していくと「それが普通の状態」の認識するようになり、気に留めなくなった。

鬱を患ってから、なんとなく「カフェイン」が自分の体質に合っていないのではないか?という風に思うようになり、試しに「カフェイン」断ちを始めた。
家では温かいハーブティーかお白湯をメインに飲むようにすると、今まで寝つきが悪かったのがスッと入眠できるようになり、睡眠の質も上がったような気がした。
気分もスッキリし、お腹のモヤモヤも感じなくなった。

「味」が好きだったから、愛飲していた飲み物が自分の体調を損なわせていたなんて・・・とちょっと悲しくなったが、自分の体で実験し、得た感覚に嘘はないので、私は「カフェイン」に弱い体質なんだとはっきりした。

それからは、ハーブティー、お白湯、デカフェコーヒー、デカフェ紅茶など「カフェイン」抜きの生活を続けている。

思い当たる節がある人はぜひお試しあれ。

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世間で「普通」とされていることも自分にとっては「刺激」となることがある。

過剰な、光、音、匂い、味、等々。


「内向型」の人はそれを一つ一つ吟味しながら、自分にとって苦手なものは取り除いていけば、より過ごしやすい生活が手に入ると思うのです。

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