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ヤマハ・河合・鈴木

このタイトルから皆さまは何を思い浮かべますか?

バイク?

正解!というかそれも正解!ですが、今日は、これら3つにかかわる音楽教室について書きたいと思います。

私はヤマハ系でピアノを習い始め、仕事もヤマハ系の教室に雇われました。そこそこ実感を持った経験はあるつもりです。ただし、ヤマハの真ん中の真ん中にはおりませんでした。

河合も、同じようなシステムではないかな、と思います。ネットでどのようなグレード試験があるのか明確に出されています。先生や演奏家になりたい場合にも何が必要なのか書かれています。

鈴木では、鈴木メトードというのが特に著名です。このメトードは、海外で非常に人気がある模様です。ネット上で見る限り、日本では逆のように感じます。
日本でのバイオリン制作は、鈴木メトードをたちあげた鈴木鎮一氏のお父様、鈴木政吉氏とのこと。ただ、日本での第一号バイオリン制作は松永定次郎氏であるようです。データー不足です。どちらも、三味線を作る方だったようです。

ところで、ヤマハ・河合は日本で人気があるが、なぜ鈴木は外国でなのか?

というとてもざっくりした問題提起をしました。それにみあったざっくりした自分の意見を書いてみますと、

ヤマハ・河合の細かいグレード制は日本人になじむ。
日本には古くから流派というものがあります。体を使う競技でいうと、段とか、帯などもあります。ヤマハは楽器が西洋楽器の上「グレード」と言う名前を使っていますが、どこか似ているような気がします。昇級試験があり受かったら次のステップへ。試験料金も内容も細かく、またグレードアップすると月謝がかわったりするところも、名前はカタカナでも、日本の歴史的な古代よりの(かどうかは不明ですが)流派の考えによるものではないか、と考えます。エレクトーンの場合、機材を買い替える必要も出てきます。
ビジネスとしてかなり成功・成立していますね。

スズキメトードは?
鈴木には卒業があるそうです。ステップを経て、ここまでで一区切りつけましょうね、と言う感じでしょうか。ホームページを見ると、周囲や環境の大切さもとかれています。

スズキはダメ、と言う意見では「楽譜を使わないから」「音大受験に向かない」という理由が見受けられました。楽譜は、独自でも学ぶことができます。

「親子一緒に」「目標が見える卒業制度」というのは、私は素敵だなあ、と未経験ながら思います。(その親子一緒がやってられない、と鈴木に足が向かないかたもあるかもしれません)さらに、名前の通り、鈴木ならではの教え方があり、指導者養成コースがあります。投資は必要ですが、見学や、実習等、時間の分け方も細かいものです。ヤマハはまた違ったシステムですが、演奏レベルに重点をおいているように思えます。

どれも、明治以降いきなり入ってきた西欧音楽をベースに、日本人が一生懸命考えたシステムです。グレード式は和風、鈴木メトードは、時代の先を生き、グローバルなのかもしれません。


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