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運動会 過ぎ越し記

前回「秋が来て嬉しい!」と書いたのに、今年(年長)の秋は子供の行事ごとが多く、対処しているうちに、冬になってしまいました(・ω・)

皆さま、お元気ですか?

数ヶ月前にnote上で、少数派の子育てを行う方々のタイムリーな運動会の振り返りを拝見し、無事の過ぎ越しを共に労い合いたい気持ちだけを持て余しながら、数ヶ月間投稿できずにいました。

本当に、お疲れ様でした。・゜・(ノД`)・゜・。

今更感が満載ですが、子供の運動会(保育園年長)を振り返ります。


一般的には子供達と家族にとって「秋のお楽しみ」的な位置付けだと思われる運動会ですが、集団活動に難儀するタイプの子供を持つ親にとっては、ストレスの大きいイベントだと思います。

今年のあきこさんは運動会に子供と一緒に向き合って、子供の葛藤に大いに巻き込まれて、とても疲れたσ(^_^;) でも、巻き込まれながらしっかり見守れたことで、親子関係や保育園の先生方との関係性が少し深くなった気もしています。

今年は年長さんなので、保育園最後の運動会。クラス目標としても、去年までは「参加を楽しむ」ということが主でしたが、今年は就学を見据えて「全員で頑張る」が目標に掲げられました。そして、初めて「リレー」という勝ち負けのあるチーム競技も追加。

ああ、どうしよう。。。これ、もう既に、シンドイ。。。(T . T)

運動会の1ヶ月前に面談を行った際に、園側からの配慮で、早めに目標や具体的な実施内容を教えていただきましたが、『自分の心の中から湧き上がる「やりたいこと」』とは違う事を、やりたくないタイミングで、指示された通りに行うのは、娘が苦手とすること。しかも今年は夏から調子がイマイチで例年以上に欠席がち。。。

公開処刑、コワイ。。。(;ω;)

先生は「ご家族としてどのような参加を望まれますか? 逆に、これだけは避けたいという状況はありますか?」などと優しく聞いてくださるも、私はその場で涙がポロポロ止められず、上手く答えられませんでした。

ここから、「運動会への娘なりの参加方法、彼女なりの楽しみ方」はどのようなものがあるのだろうか?という模索が始まりました。(←マジメ。。。)

まず、本人に気持ちを聞いてみると、「演技種目はやりたいけれど、他はやりたく無い!」とのことでした。一方で、数日後には「今日リレーの練習して楽しかった!リレーはやるけど、演技種目はやらない!!」と言ってみたり、また数日後には、「運動会は行かない!」と言ってみたり。。。(´Д` )

困ったあきこさんは「娘なりの参加方法」について、療育先で相談することにしました。担当の先生からは、本人の気持ちを大切にしながら、少しハードルを下げたり(例:やりたくない種目には "応援係" として参加 など)、本番でも途中退場できる選択肢と方法を予め用意したりしておくなど、具体的な案を一緒に考えていただきました。目標は、保育園最後の運動会を「自分なりに楽しみながらその場に居られる」こと。

その内容を保育園に持ち帰って相談し、先生方も本番までに、娘が参加し易い方法を娘と一緒に考えてくださったり、当日、万が一パニックになった場合の退避方法についても親の私が安心できる形で提示してくださいました。

サポート体制は万全! でも、肝心の本人が。。。( ・∇・)

運動会が近づくにつれて、登園はできても、運動会の練習に参加できないことが増えていきました。でも、自宅でふとした時に、演技種目の練習を一人でしてみたり、公園で「ママ、リレーの練習しよ!と木の棒をバトンに見立ててバトン渡しの練習をしてみたり。。。

やりたいのか?!やりたくないのか??!! 

本人に直接聞いても、その時々でお返事が変わり、翻弄されたあきこさんは、運動会1週間前の保育園との面談の際も、「参加できないかもしれません(;ω;)」と、涙を流す始末。それに対して、担任の先生から一言。

「確かに、本番がどうなるか分からない部分はあるけど、結果よりも、彼女の気持ちがどう動いていくか、その過程を一緒に見守りましょう」

先生。。。(´;Д;`)   だいすき!

そこから、私自身は(ようやく)落ち着いて、娘を見守ることができるようになったと思います。当日欠席でも、それはそれで良し、と初めて思えるようになりました。本番当日娘は、私や先生方の予想に反して、初めから最後まで、皆んなと一緒にやり切って、「うんどうかいたのしかった〜♪」と清々しい表情で言い、スキップで会場を後に。

え。。。(・ω・)

ここまでの詳細を知らない夫は、「流石、オレの娘!本番に強い(*^ω^*)」と嬉しそうにしていましたが、あきこさんは、喜びよりも、狐につままれたような気持ちで、ポカンとしてしまいました。

この一連の経験を、どう捉えて良いか分からず、モヤモヤした状態で後日、子育てカウンセリングの場で相談しました。カウンセラーの先生は、「一年前の娘は運動会に対して『やりたい/やりたくない』という単純な気持ちだったのが、成長と共に複雑な葛藤を抱えるようになってきている。その複雑な気持ちに、環境を調整しながらしっかりと寄り添えたのはとても良いこと。」という優しい解釈を与えてくださいました。

実は娘は、運動会の練習が佳境に入ると同時期に、お友達関係の悩みごと(女子特有のあるあるです)を抱えていました。運動会そのものはそれなりに楽しみで参加したいけど、運動会と悩みごとを切り分ける事はできず、園で辛くなってしまい、運動会の練習が始まる前に早退してしまうことも増え、そんな日が増えると自分だけ練習が少ない状態で失敗するかもしれない。。皆頑張ってるのに。。。今振り返ると、そんな感じで自分の中の色々な気持ちの間で葛藤していたのだろうと想像します。

子供の行事ごときに、こんなに振り回されるなんて、情けない(^_^;)という気持ちもありますが、今はこんな感じで全力でも、きっと娘の成長とともに、見守りの距離はどんどん離れていくと思います。私は、独りぼっちでなく、保育園や療育先などに支えられていると感じながら過ごせたことが良かったけれど、もう少し、真面目も休みやすみにしながら、お母さんとして成長して力が抜けてくるといいな、と思っています。






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