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海外旅行の入国審査

海外旅行で緊張するシーンの一つに入国審査があると思います。
私の失敗談と準備していることをnoteします。

入国審査とは

自国にその人を入れていいかどうかの審査です。
違法物を持ち込んでいないか、入国後に不法就労しないか、滞在中に犯罪を犯さないかなどを審査しているので、厳しい雰囲気になる審査係官もいるのは仕方ないことと思います。
日本の出入国の審査係官はどちらかというと”事務職”って感じの服装や雰囲気ですが、海外の出入国審査係官は”警察”のイメージに近く、国によっては腰に拳銃を携帯している出入国審査係官もいます。

その国の入口となる要所なので、ほとんどの国で入国審査エリアは撮影禁止です。スマホの操作すら禁止している国もあります。
入国審査を説明するサイトはたくさんありますが、画像や動画が見れないのは、撮影が禁止されているケースが多いからですね。

国際線の乗継

私はカタールで乗り継いでヨーロッパに行くことが多いのですが、ドーハ・ハマド国際空港のトランジットエリアから出ない場合は、カタールの出入国手続きは発生しません。
一方、アメリカの場合は乗継だけでも出入国手続きを行う必要があります。アメリカは入国審査が厳しいことで有名ですし、手続きに時間がかかるので、中南米に行く時はできればアメリカを経由せずに行きたいと考える人は多いと思います。

ほとんどの国では出入国手続きが発生しないのですが、乗り継ぎがある場合は乗継国の出入国手続きについて、事前に確認しておいた方がいいです。

入国審査の列

保持しているパスポートがどこの国が発行しているのかによって、入国審査で並ぶレーンが分かれていることがあります。
ヨーロッパに行くと、EUレーンそれ以外レーンで列が分かれます。
東南アジアに行くと、ASEANレーンそれ以外レーンで列が分かれます。

入国審査で提示する可能性がある書類

  • パスポート:必ず提示します。

  • 査証(VISA):日本パスポート場合は多くの国で免除されています。

  • 出入国カード:デジタル化されている国もあります。JALが丁寧な書き方解説をサイトに掲載しています。https://www.jal.co.jp/tabi/info/ed/

  • 一定金額以上の海外旅行保険に加入している英文保険証券:必須国のみ。

  • その国を出国するためのチケット:陸路でも空路でも大丈夫です。

飛行機に預けたスーツケースを受け取る前に入国審査があるので、上記の書類は預入荷物に入れずに、機内に持ち込む必要があります。
ワクチン接種記録等の書類を入国審査で提示するように求められた経験はないですが、いつでも提示できるように手元に用意しています。

入国審査で実際に質問されたこと

・スペインに何しに来たの?→Vacationです。
・ポルトガルに何日間滞在するの?→10日間です。
・オランダはアムステルダムだけに滞在するの?→アムステルダムの他に、ライデン、ロッテルダム、アーメルスフォールトにも滞在します。と回答しつつ、スマホでBooking.comの予約画面を提示しました。
・デンマークを出国するフライトチケットを見せて→スマホに保管していた日本行きのデジタルチケットを表示しました。

記憶にある範囲はこれくらいです。
40カ国を旅行してきた中で、同行者の有無職業を質問されたことは私の場合はないです。
係官に全く質問されずに入国スタンプを押してもらうこともよくあります。
直近のイタリア旅行では笑顔で「お、日本から来たのね」とだけ言われて、何も質問せずにスタンプ押してくれました。

顔写真と指紋

国によっては顔写真を撮影し、指紋を登録することがあります。年々増えてきているように思います。
誰でも分かるように絵や矢印で示してあるので、カウンターで指示通りに対応すれば大丈夫です。
写真撮影の時はマスクや帽子は外すように指示されます。

失敗エピソード

10年以上前の話ですが、ロサンゼルスに住んでいる友だちを訪ねて行った時、友だちの住所をメモしないままLAXに到着しました。入国審査で宿泊先を質問されたので「友だちの家に泊まる」と回答したら、住所を示すように言われました。「オレンジカウンティだけど、細かい住所は分からない」と回答したら、公衆電話を指さしながら「電話して住所を聞いてきなさい」と。
当時は海外旅行に慣れていなくて、英語も分からず、審査官が何を言っているのかはっきりとは理解していませんでした。
公衆電話の前で途方にくれていたら、審査官が手招きでこっちに来るようにジェスチャーしてくれたので、「友だちは空港に私を迎えに来ている」となんとか伝えました。すると、空港内のアナウンスで「Ms. 〇〇〇」と呼び出ししてくれて、友だちが英語で状況を説明してくれ、ようやくアメリカに入国できました。
友だちの住所を具体的に回答しないといけないなんて、当時の私は全く知りませんでした。

入国審査にそなえて

LAXでの経験を踏まえ、海外旅行に行く時は付箋にホテルの名前、住所、電話番号を英語で書いて、パスポートの最後のページに貼り付けています。
旅慣れて英語でのコミュニケーションに問題がなくなった今でも付箋は続けています。
入国審査で滞在先を質問された時は付箋を見せればOKと思いますし、タクシードライバーさんにホテルの住所を説明する時も付箋1枚見せればスムーズです。
万が一、スマホが盗まれたり壊れたりしても、予約しているホテルにたどり着けるように、ホテルの住所はアナログな方法でも携帯しています。

英語はちょっと、という場合は旅行会社、クレジットカード会社、旅行用品レンタル会社などが入国審査での英会話集を公開しているので、旅行前に目を通しておくのがよさそうです。

出国審査はあっさり

自国から出ていく人は脅威にならないので、出国手続きでは質問などはありません。
地下鉄の自動改札にスマホをかざして出場するように、出国ゲートにパスポートをかざすだけで出国が完了する国もあります。
スタンプを押さない国も年々増えているように思います。


入国手続きに関する情報はいろんな人が発していますが、コロナを経てルールが変わっている国もあるので、必ず公的機関の情報で最終確認することをおすすめします。


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