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10代の時イギリスで1人暮らし中に泥棒とご対面したお話Part5

泥棒が去り、私は床にしゃがんで
ホットしたと同時に泣き崩れた。

すると、2階に住んでいたDJの友達が
紅茶を入れて下に降りてきてくれた
「泥棒だ!泥棒が入った!」といい
それ以上はうまく説明できなかった。

後で聴いてみたら隣の人の自転車や
アパートの上の階に住んでいる人の
オーディオなども盗まれていたそうだ。

警察を呼び、当時付き合っていた彼に連絡したが
電車で4時間くらい離れた田舎の実家に帰っていて
すぐに、近くまでこれなかったので、

近くに住んでいる日本人の友達に彼が
連絡してくれて友達が駆けつけてくれた。

あまりにショックで、友達が来てくれても
最初は、「あああ・・・」という感じで
言葉にならず、日本語でもよく状況を
説明できないような状況だったが

警察がきてアパートの壊れているドアの周りに
黄色のテープが貼られて、アパートの正面玄関の前に
パトカーが止まった。

生まれてはじめてイギリスのパトカーの中で
事情聴取をされたが
その時に、犯人の身長や見た目の特徴
似顔絵を描いてくれと言われて

思い出すだけで怖くて気分が悪くなり
嫌だったことを今でも覚えている。

その時私の担当をした婦人警官に
「はあ。明日からヨーロッパ一周の旅行に行こうと
していたにいけなくなってしまった。」と嘆いたら

「あなたの人生に不幸をもたらした人のために
あなたはあなたの人生を変える必要はないのよ!」
と言われて、「そうだ!その通りだ!」と思った。

その婦人警官からの言葉を受け止めて
思わぬ障害が立ちはだかった時に
どう対処すべきかを学んだ気がする。

それからというもの、今すぐじゃなくて
別のタイミングになったとしても
「自分でやると決めたことは、やり遂げる!」と決めた。

今一度、全ての経験は自分の財産であることを
思い出させてくれた貴重な体験だった。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。
この記事の内容が生きるヒントになったらとても嬉しいです。





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