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「どげんね!子育て!教育の巻」           ~うきはの子育て、考えてみました~


4/23(日)に「どげんね!子育て!」の「教育の巻」にファシリテーターとして参加させていただきました。今回は特別ゲストに市長・福祉事務所長にもお出でいただき、「リアル子育て世代の声」をお聴きいただく機会になりました。皆さんが話しやすい、ゆるゆるとした雰囲気作りはできたかなぁ…と思いますがどうだったでしょう。

とにかくこの3年間、コロナの影響で多くの事業・イベントがストップしていました。「今まで取り組んでいた色々なことで、これっていらないな」や逆に「やっぱりこれって必要なことだな~」ってことがわかったり、「小・中・高と子どものフィールドが違えば、また違う課題や悩みが出てくるな~」だったり、「教育ってやっぱり学校の中だけの話じゃないよね」だったり。同じ場でお互いが気になることを話し合うことで、ゆる~く共通認識が出来たり、共通課題が見い出せたのかなと思っています。これからは、こうした課題に取り組んでいる先進自治体や民間グループのみなさんの動きを調べて、市政へ届けていくのが私のお題になります。頑張らねば!

さて、ではここからは2回目である「教育の巻」のリポートです。「うきはの子育て・うきはの教育」の当事者の方・支援者の方・興味のある方々は是非ご覧下さい。

班で出た意見や課題をグルーピングし、
みんなで共有しました。

1.小中学校


①制服/私服、選ぶ、考える。中学校はようやく変わるが、小学校の制服はどうだろうな?他自治体では指定ないところが多い。
②どの小学校でも行けるのはどう?あるいはもうこれだけの少子化なのだから小中学校の学校再編の検討を始める時期では?予算・人員集中することで、その中で多様性を担保してあげることが出来るのでは?(友達関係・小規模校から中学に上がった時のギャップ・人間関係の濃度が逆に監視となる・その子に合わせた学びの場、学ぶ機会・サスティナブル・小学校でも教師の専科制を・教科ごとに勉強の進度に合わせた編成を・他自治体で実績ある取り組みなどなど)
③学校の教育現場で男尊女卑を無意識にやってしまっている。教職員・保護者側も自覚をしなければ。子どもたちの方が冷静に大人を観察している(「男だろ」「女らしく」や「PTA会長は歴代男性がしてきてるから・・・」など。校則での男女差も)
④障がいのある子どもたち、あるいはグレーゾーンの子どもたちへの関わり方(大人も子どもも)。加配措置について。先生方に余裕が無ければ厳しい。
本当は地域の学校で頑張れる段階の子たちが特別支援学校へ行っているケースもある。地域で過ごしにくい実情。どうすれば過ごしやすいか考える。どんな子でも過ごしやすくなるように。伝える大人の教育必要。⇒彼らが大人になった時に地域に「居場所」を作り、このまちで暮らしていくためにも必要な考え方。
保育所小中学校時代から周りの子も「色んな子がいる、色んな人がいる」を知る⇒保護者の教育が必要。「隠したい」意識が各家庭にもあるのかもしれないが、「色んな人がいる」を学校&地域でも学ばねば。
⑤小規模が向いている子もいるが(小規模校と言う意味ではない)1クラスのままだとずっと人間関係変わらなくてきつい子もいる。多様性を担保してあげたい。本当にあう子、あう先生と出会う可能性を。
⑥「自分で選ぶ」「自分の可能性を見つける」から「自己肯定感を高める」「他者の選択も尊重できる」を。
⑦学校の授業の中で行う社会体験等、職員個々の経験や観点、スキルによって異なる。「学校によって」「担任によって」異なる。子どもたちには同じように経験を積ませてあげたい。授業以外でも指導方法や指導内容のスキルの共有化を。
⑧学校の中のなぞルール。アップデート必要。子どもはちゃんと見てる。

⇒☆学校の適正配置などを調査

2.学童・PTA

①学童は「基準は満たしている」とは言え、圧倒的に密になっている。子にとって、「本当に安心・安全な場」になっているか?
②PTA新聞などは地域によって配布方法が異なる。昔は1軒1軒配布していたが今は負担に感じるケースも。地域によってはPTA会費を子どもがいない世帯にも回って回収。時代に合わせてアップデートして欲しい。
③見直しをしつつも地域とのかかわりなど、良い面は残すべき。地域と子育て世代が出会う場、話し合う場。

⇒☆各校区の学童の人数等の調査、他自治体の状況等。

3.高校

①うきは市内に1校しかなくてそこはバックアップがあるけれど、それ以外に通っている子も多数いる。私立は頑張って特色を作っているから、私立を選択する家庭も多い。とは言え、公立に比べると学費はネック。
②浮羽の子は色々なことに対して経験が少ないと思う。だから「1度は外へ出て、色々なことを経験しろ」になる。
③学区問題。理系進学系の子はメーカー等へ就職する確率が文系より高い。そうなると、地元には若いうちは戻ってこない可能性高い。

⇒☆他自治体が高校生向けに実施している支援制度などの調査

4.社会教育

①子ども食堂の在り方について。与えるだけではなく、子どもの「生る力」を育てる方法を。自分で組み立てられるように(買い物や料理など)。
居場所としての子ども食堂⇒地域食堂的な取り組みではないか。多様な人が「一緒に作る、一緒に食べる」方式。
②コミセンはふらっと寄れる場・何かしら集える場になると良い。学童があると良い(本当は学校の中が安全だけど…)
③うきはの良いところを伝える教育になってる?うきは市に戻りたいと思える教育になってる?(例えば水も、地下水が生活用水という切り口だけじゃなく、ほぼ井戸汲み上げの電気代だけ、など暮らしに影響する部分まで伝えられてる?)
子どもを産むのは女性。若い女性が戻ってこないのは、女性の意見が通りやすいまち・性差に関わらず生きやすいまちになっていないから。女性がもっと決定するシーンに出ていったらいい。反対に、男性はもっと人に頼れるように。悩みなどを自分の中だけに留めずに、共感力を育てていけるようになったらいい。

☆子ども会活動などが保護者属人的になっていて内容の伝達がコロナ禍で出来ていない。知恵・知識の共有化(アーカイブ)

5.行政にやってほしいこと

①コミュニティや文化が違うと、分断を感じる。けれど「これからのうきはの子どもたち」を考える気持ちはお互いにある。だからこそ、今までのやり方に違和感を持たれてない層、保守層と変えていきたい層が「融合出来る場」が欲しい。そんな場づくりを。
②1度外へ出た子どもたちが戻ってきたいと思えるようなフィールドづくり。そのための教育ももちろん必要。
③行政側が頑張れることはある。それが「属人的」になっているのが残念。チームとして取り組めると良いと思う。
④うきは市の地域全体を底上げしないと、これからの社会を生きる子どもたちを支えていけない。安心して成長してもらえるフィールドづくりを。

3回目となる次回は夏頃の開催になりそうです。「マイノリティケア・多様性」について、みんなで話して考えたいと思います。日程が決まったらまたSNS等でお知らせを。ご興味をお持ちの方のご参加、お待ちしております!


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