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子連れ3週間フランス・ラグビー旅行

日本で見たラグビーワールドカップの感動が忘れられない夫は、絶対にフランスに行くぞ!と2年前から意気込み、公式チケットを購入ました。(まだ妊娠してない第二子の分まで買った)本当は予選プールから見たかったものの、全部見ると2ヶ月フランスにいる必要があり、昨今のユーロ・・・とか日本での予定など諸々を勘案し、準々決勝から決勝までの3週間フランスに滞在しました。ラグビーの試合は週末行われれるため、平日の予定はガラ空き。途中フィレンツェ・シエナに旅行し、パリも美術館を多く訪れました。

  • 旅人:私、夫、息子2歳8ヶ月、娘1歳1ヶ月

  • 期間:2023/10/11-30

  • 場所:パリ、フィレンツェ、シエナ

  • 滞在場所:Airbnb

  • 目的:ラグビーワールドカップの観戦&私が卒業論文で主題としたイタリア中世絵画の鑑賞


東京→パリ

初めての1,2歳児との長時間フライト。本当は安さを求めて経由便にしたかったものの、ここは安心をとってANAの直行便で行きました。行きは約14時間で9:30羽田発、フランス時間17:00頃にシャルル・ド・ゴールに到着する便。飛行機内が怖すぎて、前日くらいから緊張してお腹を壊してた私。おかげで(?)自分自身の懸念だったむくみはほぼありませんでした。(いらん情報)

荷物は無印の大容量トランク2つと、リュックが2つ、そして各自の貴重品入れの肩掛けを持っていきました。ヨーロッパへのフライトはロストバゲッジが多いことが懸念されたので、大人だけでいく場合は現地で何らか買えばいいですが子どもたちの必需品まで買うのは大変だと思ったので、2日分の全員の着替えは手荷物としてリュックに詰めていきました。

さて、フライト。7時頃に羽田空港に着くとわりとガラガラ。自動チェックイン機械に向かうと子どもたちのパスポートだと使えないということでカウンターへ。特に問題なくそのまま中に入れました。

羽田空港の中にはキッズスペースがあり、そこで体力消耗につとめていざ飛行機へ。息子の飛行機のお供は恐竜4体と動物2体のフィギアおよび大量の恐竜シール!自分のリュックで持参しました。

そしてフライトは、完全に息子が興奮して一睡もせず・・・とはいえ、昼の便だったのでこちらも体力があり、想像した以上には大変ではありませんでした。もう少し大きくなれば映画とか見てられるのかな。シールを貼ったり、恐竜ごっこをしてかなり落ち着いて席にいてくれました。

一方で娘は体重的(10kgまで)には最初で最後のバシネットを利用し、少し寝ることができました。ただ狭すぎて寝返りをうとうとするたびにふえ〜〜と怒ってましたけどね。

そんなこんなで無事到着。タクシーでそのまま宿泊先へ。

ラグビー編

4年前に日本大会を見た人も多いのではないでしょうか。私も何試合か観戦しました。

日本大会のキャッチコピー
日本がベスト8になった試合

今回のフランス大会は昼間にやる試合もありましたが、パリのStade de Franceで開催された試合は夜の21時から。日本だと超早朝であり、あまり盛り上がらなかったのかもしれません。それでも日本の試合は超面白かったよ!

既に真っ暗で子どもの姿はほぼない
ビールスポンサーはAsahi9€
パリまで来て試合見ながらひたすらAsahi Super Dry
容器はリサイクル可能なもので最初に1€で購入し、その後交換方式
フォントがかわいい

今回の滞在で合計6試合を観戦しました。どれも白熱!素晴らしかった〜

準々決勝:ニュージーランド28vsアイルランド24
前から4列目でド迫力!アイルランドの応援が際立っていてたまにいるオールブラックスのファンはゴールが入るとアイルランドファンに対して、後ろ向いてガッツポーズする姿もあり、観戦席も戦場でした。ラグビーは観戦席が敵味方分かれていないのでファン同士のやり取りも面白い。

顔が見える!

準々決勝:フランス28vs南アフリカ29
自国開催のフランスと前回覇者の南アフリカ。もう熱量がすごい。今回の席も近い!近いと選手は見やすいけど全体のゲーム展開は見づらいということもある。隣のフランス人夫婦は前回の試合でも隣でお話ししたり。allez! allez!(いけ!いけ!)やallez les bleus!!(いけ青たち!つまりフランス) や、スクラムの時はpou-ssez! pou-ssez!(おせー!おせー!)と、フランス語での応援を一緒にしたり、一緒に怒ったり、喜んだり、一体感の一部になる体験は面白かったです。しかし、フランスは1点差でここで敗退。この試合は準々決勝だけど、明らかに決勝以上の面白さがあったと思います。私の中では過去一!

とにかく展開が早い

準決勝:ニュージーランド44vsアルゼンチン6
今回は全体が見える席。ちょっと点差が開きすぎたのと眠すぎて寒すぎて結構辛かった。スタジアムには、ヒートテック、ロンT、ユニフォーム、ウルトラライトダウン、トレンチコートというフル装備で行ってたけどまだ寒いという状況で、ビールたくさん飲めなかった。

準決勝:南アフリカ16vsイングランド15
こちらも接戦でいい試合でした。最後の最後で南アフリカがペナルティ逆転という劇的結果に。隣のフランス人は前回フランスが南アフリカに負けたし、同じヨーロッパとしてイングランドを応援していると思いきや「俺たちはイングランドと戦うすべてのチームを応援する、なぜならフランス人だから!」と宣言されて爆笑。2層目一番前は前で立ち上がる人がいなくてとても見やすかったけど、席は狭い〜と感じた。新国立競技場より狭くて(てか汚い?)奥に座ると通る人のビールを被らないかヒヤヒヤしました。

ブロンズ:アルゼンチン23vsイングランド26
3位決戦はスタジアム埋まらないんじゃないかなと思ってましたが、今回も超満員。熱狂的な応援の中、イングランドが一方的に勝つのかと思いましたが接戦になりました。なにもかも予想外!

決勝:ニュージーランド11vs南アフリカ12
ラグビーワールドカップ2023フランス大会最後の試合になりました。いつもは大会前の道で浮かれてる人が大勢いますが、今回は真剣そのもの。8万が押し寄せる熱狂もこれで終わり、私たちの旅行もこれで終わりと思うと悲しい気持ちになりつつ、結構な雨が降っていてめちゃ寒かったです。席は一番悪く、2層目の一番後ろで3層目がかぶりモニターが見えない!今回大会は特にバンカーシステムというイエローカードを出してからレッドカードになるかどうか再度審議される制度が導入されるなど、試合だけじゃなく解説も大切になるので、観衆が湧く中追いつけないシーンが前半ありました。隣のフランス人も同じ気持ちでスポーツチャンネルをスマホで同時に見ながら追ったりする中で、こちらもVPNを繋ぎJ-Sportsを見ながら試合観戦をしました。ただ試合自体の展開も早く、フィールドを見て、何か起きたか観衆の反応を見、そしてJ-Sportsで確認しに行くというかなり忙しい試合でした。

今回見た試合はどれも僅差で勝敗が決まる素晴らしい試合が多かったです。

ハカの場面

このあと日本で始まるリーグワンにはニュージーランドの主将も来日してプレーするなど、とにかくたくさんの選手が世界から日本に来るので楽しみです!

美術館編

週末の夜はラグビーの試合でも平日はがら空き。私のフランスお目当ての一つは美術館。最近だと2019年に訪れているので、今回は子ども連れで再度みたいものだけささっと回りました。
※できれば1つずつでnote書く予定なので、ここではさらっと

1.マルモッタン・モネ美術館
滞在していたブーローニュの森近くにあるフランス印象派、特にモネを多く所蔵する美術館。印象派という名前の由来であるモネの《日の出・印象》がある美術館ですが事前に知らず見過ごしました!(悲しい!)でも、この美術館で個人的によかったのは装飾写本と聖母の死をテーマにした最古の祭壇画の一つが飾られてたことでしょうか。印象派と中世というギャップが面白かった。

公園の中に現れる美術館

2.オルセー美術館
サント・シャペルを訪れようとしたら突然の当日閉鎖で急遽歩いてオルセーへ。最近ヨーロッパは混んでいるということだったけど、子ども連れは非常に優遇してくれてスイスイでした。美術館に入って少し回るとすぐに息子が飽きだしてひとまずレストランへ。とにかくどこのレストランも料理の前にフランスパンを出してくれるので大変ありがたかった。パンをひたすら食べる子ども、一息つくためにワインを飲む大人。美術館に入ってすぐレストランに行くなんて、昔は考えられなかったなぁ。

3.クリュニー中世美術館
ここは《貴婦人と一角獣》のタペストリーが有名な美術館。絵画とは異なる視点から中世の芸術(この場合は芸術というより信仰かな)を見ることができる美術館でした。私は最高に面白かったけど、それ以外の家族はほとんど興味なしでしたね笑

4.パリ植物園
今回は息子のための博物館。パリ植物園はもともと王立薬草園としてルイ13世紀時代に研究施設として設立され、その後啓蒙思想の時代になってより広範囲な自然研究の場となった場所です。
現在は公園内は無料で入ることができ、その中にさまざまな施設があります。

ここで訪れたのは「古生物学・比較解剖学陳列館」と呼ばれるところで、動物や恐竜、人間骨格の標本が2500以上展示されています。展示の仕方を見ても、普通の博物館のように見てもらうためのものというよりも、研究した標本を並べています、という面持ち。迫力がすごい。2階が恐竜ですが、螺旋階段でエレベーターなしはベビーカー持ちにはきつかった!いろんな動物の脳みそとか各身体の部位が並ぶショーケースはぎょっとする感じでした。

入口をはいると骨
モササウルス!

5.ルーブル美術館
みなさんご存知大美術館。こちらはチケットを事前に買っても長蛇の列で家族連れへの優遇も列を並んだあとならセキュリティーチェック先行っていいよくらいのもの。館内も階段だらけでベビーカーには辛い環境。途中2人とも寝てくれたので、ルーブルで以前はスルーしていた14世紀の絵画を中心に見ることができました。

娘の歩行練習@ルーブルという豪華さ

6.Fondation Louis Vuitton
ルイ・ヴィトン財団の美術館。ブーローニュの森に現れるアメリカの建築家フランク・ゲーリーがデザインした個性的な建物が目印。メルカリとかだとここのトートバックが有名です。(私は興味ないから知らなかったけど)
本来は常設展時でピカソなどがあるようですが、今回はロスコの回顧展を行なっており、圧倒的な数のロスコの色を見ました。色だけの絵画は逆に子どもたちには面白かったようで、「赤!」「緑!」と1つずつ見てくれました。私はちょっと興味なかったけど、ここまでの量を見せられたらもう少し勉強せなあかんなと思いました。

隣には遊園地と公園がある

7.ダリ美術館
有名なのはスペイン・フィゲラスのダリ美術館ですが(昔家族旅行で行ったら月曜日で外壁しか見れなった思い出)、パリのモンマルトルにもギャラリーに近いのかな?実際にダリの作品が買える美術館があります。ここは地下に美術館があるので、ベビーカーは手持ちです(つら)。主に立体彫刻が置かれ、足の長ーい像や溶ける時計などが趣向を変え多く飾られていました。

中に作品と価格が書かれ、購入できる場所がある

8.ATELIER DES LUMIÈRES PARIS
地下鉄の広告で見かけた映像と音楽で演出される空間を楽しむ場。今回は子どもたちの興味から海をテーマにした映像にしましたが、ゴッホやシャガールなど絵画作品を見るのが有名かも。

公開初日で撮影した人がきてた
見惚れる子どもたち

9.サント・シャペル
パリのシテ島にある小さな礼拝堂。ルイ9世が聖遺物を納めるために建設させたもので、輝かしいステンドグラスがあまりにも有名。普段街中でもラグビー試合会場でも見ない日本人はここに結構いました。とにかく美しかった。

10.ポンピドゥー・センター
中世絵画が好きな私とは異なり、近現代が好きな夫のご希望美術館。常設展時とピカソの素描を多く扱った企画展を見ました。これまたチケットを購入せずに突撃したら、なんとチケットカウンターだけストライキ中でみんな小雨が降る中、外からwebでチケット購入。購入したのになぜか発見されず、中のインフォメーションカウンターでお姉さんにこの人たちチケット買ったよ!という手紙メモをもらい、入口で見せるという稀有な体験をしました。

パリには異質すぎる建物

11.シエナ大聖堂
3泊4日でイタリアへも。白と黒が映える大聖堂は私が卒論で書いた絵画がかつて置かれていた場所で、やっと訪れることができました。感慨深い!!

12.サンタ・マリア・デッラ・スカーラ救済院
シエナ大聖堂前にあるヨーロッパ最古の病院とされ、巡礼者や孤児、貧民のための宿泊施設としても活躍した場所。本当は素晴らしい壁画があったようだけど、今はこんな感じ。

13.ドゥオーモ(シエナ大聖堂)美術館
大聖堂にかつて飾られていたドゥッチョの《マエスタ》などシエナで重要な画家の作品が数多く飾られる美術館。感動!感動!本で読んだものを実際に見ることの意味は、大きさとか質感とかを感じられること。特にこの時期の絵画は金箔を貼っていたり、宝石がはめこまれていたりと直接みれて最高だった。

14.シエナ国立美術館
子どもたちが寝たタイミングで、訪れた別名絵画館。私が次に扱いたい絵画が納められている場所であり、中世絵画の宝庫。一人だけテンション爆上がりの中でもお客さんはまばら(というかほぼ誰もいなかった)。本当は図録とかほしかったけど、解説もほぼなければ、ショップもなく、本当に手入れなすぎな美術館でした。

15.バルジェロ美術館
フィレンツェに戻ってきて、早朝から主に彫刻が飾られる美術館へ。ここにはルネサンスの起点となるサン・ジョヴァンニ洗礼堂の扉彫刻のコンクールに出品されたギベルティとブルネレスキの《イサクの犠牲》が並べて展示してあります。

予約して行ったら、予約者一覧を紙で出力してチェックする体制で驚き

16.アカデミア美術館
ここはなんと言ってもミケランジェロの《ダヴィデ像》。アカデミアという名前の通り、絵画や彫刻を学ぶ学生のために見本となる作品が集められた場所で、有名な作品はほとんどないけれど、模範となるような作品が多く置かれている場です。

17.サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂
洗礼堂の扉彫刻のコンクールに負けたブルネレスキがその後建築家として巨大なクーポラを完成させた、それ。ここら辺はスリが多く、ガイドの方が最近有名な人の顔写真を見せてくれました。

18.ヴェッキオ宮殿とシニョリーア広場
もともとダヴィデ像が飾られていた場所。現在はレプリカが置かれている。こちらはチラ見のみ。

19.サンタ・クローチェ教会
ミケランジェロやガリレオ、マキャベリなど数々の有名人を埋葬して、ローマのパンテオンをフィレンツェに実現しようとした教会。ジョットの弟子タッデオ・ガッディのフレスコ画などが残されている。

20.ウフィツィ美術館
建物の写真がなかったので有名な《ラオコーン》で。とにかく入口が分かりづらいし、チケット購入するのにもお金がかかり、チケットを取りに行かないといけないという不思議システム。チケット代は30€と強気すぎる美術館。ただそれほどまでに価値はあるので、なんとも言えない・・・

子どもたちがいるのでなるべく午前中に1つどこか観光するくらいで午後には帰って家で自炊という生活をしていましたが、こう数えるとかなりの数観ることができました。

食糧編

次は訪れたスーパーやレストランなど。前回はミシュラン星付きのレストランとか行きましたが、今回は1件も行かなかった(行けなかった)!でも、地元のマルシェとか楽しかった。

カルフール
カルフールはイオン。街中にはまいばす的カルフール・エクスプレスが多く存在し、下の写真の店舗はイオン本体って感じの大きさのお店でした。なんでもある。でかすぎる。

海鮮

ラ グランド エピスリー ド パリ
繁華街の中にある大きめデパートの食品売り場。フランスはベリー系が豊富なのか、小分けて売られていることが多く色鮮やか。野菜も量り売りで、ただ並べてあるだけなのに、なぜか日本より美味しそう。

ただ玉ねぎは鬼門。どこまで炒めても柔らかく甘くならない。後日シェフに聞いたところによると、甘い玉ねぎは日本特有らしい。紫外線が強く、かつ硬水のフランスで育つ玉ねぎは硬く、だからこそル・クルーゼとかあーゆう煮込む系が生み出されたんじゃないか、とね。

マルシェ
宿泊先の近くに水曜日と土曜日だけ開くマルシェ。滞在期間中3回も訪れました。ほぼ全てが量り売り。英語ができるところもあれば、フランス語で通す主人もいて、ちょっとフランス語で数字を答えたりするのは楽しかった。
ただ玉ねぎと肉だけはどうしても最適解が見出せなかった食材。玉ねぎはとにかく硬い。どんなに炒めても柔らかくならず、どうやって使えばいいのかわからなかった。お肉も同様で、全部硬くて子どもたちは全く食べられなかった。

フランスは野菜がたくさん
魚屋さんもみんな量り売り

picard
本家ピカール。電子レンジとイートインスペースもあり、さすがの充実。

ランチ@ブーローニュの森近く
ある日のランチ。

ランチ@サクレクール付近
たしかダリ美術館の帰りに。外で食べてたら、元日本代表選手を目撃して、ちょっと興奮した!レストランによって一人前のボリュームが違いすぎて毎回頼むのが難しい。今回はかなり多くて、子どもたちも美味しくデザートまで食べられた。

パリ@シャンパンテイスティング
基本的に家で飲むお酒はワインの我が家。ワイン好きの夫はエペルネに行きたかったようだが、子どもを連れて行くのも、ワイナリーを回るのも大変なので、今回はパリ市内にあるテイスティングができる場所へ。特徴の違う3つのシャンパンを説明を受けながら飲むが、テイスティングの量ではなく普通に1杯なので、何も食べずに3杯ただ飲むのは結構辛かった。ぶどうの種類や樽の匂いなど違いが知れるのは面白かった。
このお店で子どもたちがお酒が飲めるようになったら(19年後)飲めるシャンパンを購入しました。楽しみ〜

ディナー@フィレンツェ
イタリアの料理は子どもたちに優しい!ピザもパスタも大好きだし、テーブルに置いてある長いパン?もポリポリ食べ続けられる。そしてフランスより安く、周りのお客さんも子どもに優しい!娘はずっとbeautiful~bella~bella~!と言われ続けてた笑 
まずは生ハムメロン。どの店でも置いてあって、とりあえず注文。海鮮パスタは特に子どもたちに刺さり、ひたすらちゅるちゅるし続けてた。美味しかた〜

朝ご飯@フィレンツェ
ピスタチオとクリームがたっぷり詰まったクロワッサンにお供はカプチーノ。カプチーノとカフェラテとカフェオレの違いがわからなくなったわ。。

ランチ@シエナ
シエナの郷土料理はpici(ピチ)という太めパスタと聞いたので、食べてきました。うどんかな?

pici

ランチ@フィレンツェ
フィレンツェの名物はフィレンツェ風Tボーンステーキ(bistecca alla fiorentina)。kgあたり料金表示がされてることが多いので、表示価格に騙されないように。それなりのお値段しますが、ヨーロッパにきて初めて美味しいお肉食べたよ・・・

デザート@パリ
自炊した日の夜のおともに。オペラとミルフィーユを食べたけど、どっちもあまあまだった。

番外編
ピエール・エルメのショーケース。日本にも同じケーキ売ってるけど、大きさが違う!さすが。

パリは基本的に自炊だったので、あんまり外食はしませんでした。(4人でごはんとワイン頼むと15,000円とかになる恐ろしさ)マルシェの野菜はとっても安くて、さすが農業大国!特に日本ではあまり見かけないチコリ(endive:アンディーヴ)がサラダでも焼いても美味しかった。

部屋編

パリのホテルはどこもお高い。いつも子どもたちとは別の部屋で寝てるので2部屋ほしく、かつ自炊もするのでキッチン、洗濯物も多いので洗濯機・乾燥機も必須!となると、やはり普通の家に泊まるのが一番。Airbnbで探し回り、2LDKのお部屋をパリ、フィレンツェ、再びパリと3ヶ所予約しました。

最初のお部屋@ブーローニュの森付近
かなり広めでリビング、ダイニングの他に主寝室と子供部屋には2つのシングルベッドがありました。食洗機やバスタブもあって、駅からも徒歩1分。周りにスーパーが3つあり、マルシェも公園も歩いて行ける距離でとてもよかった。
ただ昔の建物なので、歩くたびにミシミシ、壁は薄く、ドアノブは全部うまく閉まらなかった。子どもたちの時差ぼけで3時頃に起きる時が最初の頃あって初っ端から隣の人に壁をドンドンうるさい〜とされました。日の出が8時半頃で早起き一家に朝の時間はかなり辛かった。調べてみるとパリのマンションによっては22時以降トイレの水を流したり、洗濯機を回すことがNGな場所もあるらしく、音にはすごく敏感のよう。

2つ目の部屋@フィレンツェ
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会からすぐ近くの繁華街に借りたお部屋。こちらは前回の家とはうって変わり石でできてる?ので、全く響かない。ただ3階なのにエレベーターがなくて、スーツケースを上にあげるのは大変だった。

子供部屋はシングルベッドを引き出して2つ並べられる方式の。柵がなく高さがあったので、下に2人一緒に寝てもらった。

息子が勢い余って割ったランプ。うわー弁償かしらと思い、家主に連絡したら「あー、新しいの買っとくから、割れたのは捨てといて」というなんともドライ返信でよかった。

最後のお部屋@ブーローニュの森付近
最初のお部屋から歩いて10分くらいの場所が最後のお部屋。3歳くらいの女の子が住んでいるおうちらしく、遊び道具がたくさんあった。最初は子どもたちが遊べて嬉しかったけど、ドンドン出してきてパズルとか無くすので、最後の片付けが大変だったー。

こちらでもハプニング。トイレのボタンを押したら割ってしまた。でもこれまた連絡したら「すでにcrackedしてたから大丈夫〜」とのこと。Airbnbの保険とかかなり充実してるのかしら、それともヨーロッパの家主が寛容なだけ?とにかく助かった。。

そして面白かったのがこのエレベーター。もともと螺旋階段しかないマンションに無理やりつけたエレベーターだと思われる狭さ。多分普通のベビーカーは通らない改札の幅より狭い感じで、それでも数回に分けて5階に行けたのでありがたかった。昔の建物にも取り付けられるエレベーターってヨーロッパではすごく需要がありそうね。

公園編

パリは至るところに公園があり、その一画に作で囲まれたaire de jeux(playground)があることが多かったです。

テュイルリー公園内
近所
近所
ブーローニュの森
近所
マルシェ近く

どの遊具にも対象年齢が書かれていて、小さい子と大きい子が分かれて遊べるような配慮がされていました。また6-12歳用の遊具は本当に高さがあって急勾配でスリリングなものが多く、かなり危なそうでしたが、遊んでる子たちは終始キャーキャーいって楽しそうでした。

平日昼間の公園には幼稚園上がる前くらいの子どもたちが多く、多くはベビーシッターであろう人と一緒に遊びにきていました。シッターさんは2人乗りベビーカーは当たり前、3人乗りなんていう日本ではお目にかかったことのない代物に子どもたちを乗せて、他のシッターさんと楽しく話しながら子どもを放し飼いにする姿が印象的でした。

我が子も美術館ばかり連れ回されてフラストレーションが溜まってそうだったので公園に連れていきましたが、10月後半は雨の日が多く、頻繁には連れて行けませんでした。楽しそうな遊具がたくさんあるのに申し訳なかった。

番外編

THE MALL
フィレンツェについた次の日はTHE MALLと呼ばれる高級ブランドのアウトレットに行きました。本来ならば激安なんだろうけどもこの円ユーロ相場ではなんとも・・・という感じで、思ったほどは欲しいものを購入できずでした。

Liberté, Égalité, Fraternité
フランス革命に由来するフランスを表す標語。パレ・ド・ジュスティス(司法宮)に書かれていたり、小学校の入り口にも書かれていました。

ある小学校
パレ・ド・ジュスティス(司法宮)b

Fête des Vendanges de Montmartre
vendangeはぶどうの収穫のこと、つまり収穫祭ですね。モンマルトルにあるサクレクール寺院の周りでたまたま開催されているのを発見し、シャンパンを飲みに行ってきました。各ワイナリーやマカロン屋さん、牡蠣を売る店などがブースを構え、1杯10€ほどで色々飲み比べできる場所。2,3杯飲んで雰囲気も楽しみました。

重量オーバー事件
フランスから一時イタリア旅行に行くために全荷物をパッキングしてシャルル・ド・ゴールで向かいました。それまで使っていた料理酒やらオリーブオイルやら買ってあった水をスーツケースに入れて。あほでしょうか?油断していたようで、23kgまでのスーツケースが36kgと32kgで乗り込んでしまいました。self check-inの仕組みで否応なく超過料金1つ当たり75€が言い渡されてしまいました。きょえーーー!となり、思わず2つのスーツケースを全開けして1時間も手荷物との兼ね合いを考えながら格闘してしまいました。結果、1つだけ超過料金を払い、手荷物いっぱいにしてなんとか切り抜けることができました。久しぶりのアホさ加減に大笑いしていましました。(もう行く前から体力全部削られる事件だった)

パリ地下鉄罰金事件
こちらもあほ案件。長い時間パリにいたので、10枚つづりの地下鉄の切符を購入していました。1枚2€程度なので計算すればすぐわかるんですが、10枚つづりという選択項目を見つけて押してそのまま8€の切符を購入して乗っていました。そして帰国前日にお土産を買おうとギャラリー・ラファイエットに向かい地下鉄を降りたところ、切符コントロールに!全く子ども用切符を買ったとは思っていなかったので、青天霹靂で2人70€罰金を支払いました。あと1日逃げ切ればー(という話ではなく、もっとフランス語力が高ければ・・・)。思わぬ出費でした。

まぁとりあえずチョコレート買って、バター買って帰りました!

パリ→東京

さあついに決勝戦を終え、次の日の夜便で日本に帰ります。当日は12時に部屋を出て2時間弱ランチを近くのレストランで食べて空港に向かいました。15時にシャルル・ド・ゴール空港につき、早々にチェックインしました。荷物は行きのスーツケース2つに追加してIKEAの袋を追加。400円弱のチャック付きの袋は本当に便利です。残念ながらエアフランスでは想定外に使用できませんでしたが、ANAは事前に確認して利用可能とのことでした。これに全洋服と本を詰め込み20kgの持ち運び辛すぎるバッグが完成です。

狭いところに入りたくなるのは人間の性?

シャルル・ド・ゴールは2019年ぶりでしたが、こんなに綺麗でしたっけ?

ソファ席が多くてよかったです。ただキッズスペースは見つからず、ちょっとしたキッズ映画を見れるスペースと乳児が寝れるスペースがありました。

飛行機に興奮する2歳児

19時頃に離陸し、機内食を食べて少し遊ぶと早々に子どもたちは就寝。娘はバシネットで横になれましたが、息子は椅子だと寝づらいらしく、4時間後にふにゃふにゃ起きてしまいました。しょうがないので、足元に毛布をひきその上で寝てもらうと、着陸の2時間前くらいに起きてくれて、かなり快適なフライトでした。夜便楽ですね〜。次も条件が合えば夜便がいい。

おまけ:時差ぼけは?

さて、ヨーロッパから帰るときのほうが時差ぼけがひどいと言われますが、例に漏れず息子も16時に日本に帰国し、19時までにごはんとお風呂に入り、通常であれば20時までには寝るところを22時までテンション全開でした。その後眠りましたが、23時、24時にひと泣きし、2時に起きました。そして2時から3回リビングで外をみて改めて寝ようと試みるができず〜というのを繰り返し、時差ぼけの夫も起きてきました。ここで夫とバトンタッチをし、3時半頃に息子と夜中のお散歩に出かけました。息子が好きなアンパンマンのチョコレートを探し求めて2つコンビニを周り、4時に帰ってきてやっと寝ることができました。次の日も同様。

3日目にもしかしてお菓子があれば朝まで寝れるのではという仮説のもと、22時半に起きたタイミングですぐさまコンビニへ。そしてチョコを購入して家に帰ると1時半には寝ることができました。これはこれは!と4日目は早々にチュパチャップスを購入しておいて20時の寝る際に朝食べられるよと渡しました。すると数回ひと泣きはしたものの朝まで寝ることができた!これは本当に時差ぼけだったのか?という気がしないでもないが、お菓子で寝る意思を持ってくれたのはすごくよかった。5日目には朝まで起きることなく寝て、行く前と同様5時起き生活に戻りました(泣

日本では購入できませんが、子ども用のメラトニンのサプリを飲むと時差ぼけの解消が早いらしく、次は検討したい。。


ながくなりました。
おしまい

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