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3ヶ月で英語習得って本当に可能なの!?巷で人気の売り文句の真相に迫ってみる

こんにちは、今回は英語初級者や、これから英語を勉強してみようかなと考えられている方へ向けての記事になります。

英語を真面目に勉強しようと思ってインターネットする際は

英語 方法 習得 最短

などこの辺りの検索ワードで調べてる方も多いと思います。


これらのワードで検索した際に上の方に上がってくるのが

短期間で確実に身につく方法論。」とか「誰でも簡単にすぐ身につく英語

などなど、売り文句は適当に考えましたが、このような情報がたくさんでてきます。


英語勉強しようと思ってるけど、簡単とか短期間でできるとか、胡散臭いのばっかで困ったなー。まじで3ヶ月で習得できるならやりたいんやけど。。真実を教えてほしい!

こう言った質問に今回は答えていこうと思います。


先に結論だけいうと 決して簡単ではありませんが、約3ヶ月程度真剣に頑張れば英語力0からでも基礎は固めることは十分に可能です。
これは筆者自身の経験から言えることなので信ぴょう性に関しては保障します。

本稿では英語の習得の基準と、その基準に達するために必要な条件を3つあげて英語力0から確かな成果を上げる方法を紹介してきます。

1. 英語習得の基準

一般的に言われている理論として英語を習得するのに必要な時間は3000時間と言われているそうです。

そして義務教育の中学3年間で1000時間英語学習に時間を使うそうで、それを引くと残り2000時間は自分の意思で学習を続ければ英語は習得できるそうです。


しかし何を持って「英語を習得した。」と言えるのでしょうか?


ちなみにこの3000時間学習でたどり着く英語習得の定義はアメリカ人と対等な立場で働き、意思疎通可能なレベルらしいです。


他の記事でも取り上げたのですが、日本人は本当にこの英語習得、英語ができる。というハードルが謎に高いです。

そしてこの理論自体も私自身はあまり信用していません。なぜなら英語は暗記学習だけでは習得できるとは思えないからです。

語彙や文法をある程度、蓄積したらそれをスピーキングやライティングを通して実際に使わないと覚えた語彙や語法は自分のスキルとして身につきません。

しかし、中学三年間での学習というのは基本的に蓄積学習しかしません

単語の語彙を増やし、文法を暗記する。
そして覚えた知識で筆記テストで得点が取れれば、それ以上のことは求められないのです。

1000時間かけて暗記した蓄積も筆記テストをする習慣がなくなるとだんだん薄れていきます。

日本で社会人になると、ほとんどの方は日常的に英語のスキルを必要としないので、どんどん英語の蓄積は薄れていっていると言えるでしょう。

なのでこのブランクを加味する必要がありますし、勉強方法に関しても日本教育の象徴と言える蓄積学習の一辺倒ではもう2000時間の学習をしてもアメリカ人と対等な立場で働き、意思疎通可能なレベルにたどり着けるかは疑問です。

逆に言えば、正しいアプローチでアウトプットとインプットを行い、実践的に英語を使いながら学習すれば、3000時間もかけなくてもアメリカ人と対等な立場で働くレベルには達すると私は考えます。

例えばひとえにアメリカ人と働くといっても職種によっては限定されたトピックの中でしかほぼ会話しないのであれば、そのトピック内での頻出語彙や会話のパターンだけに限定して実践学習すればいいのです。

仮に日常的な会話にはついていけなくても仕事をする上では支障ないのであれば、その人の英語力は十分な域に達してると言えると思います。


何が言いたいかというと、英語習得の定義なんて人によって大きく変わるということです。

外国人観光客に受け応えできるだけの英語力。
資格やテストで高得点取るために必要な英語力。
ESL(英語を第二言語とする人)と仕事できる英語力。
英語ネイティブと対等な立場で一緒に仕事できる英語力。


求められる英語力はそれぞれ違いますが、いずれも全て英語を習得することに代わりはありません。



2. なんのために英語を習得したいのか?


上記のことから英語習得の定義とはあなた自身が決めていいのです。


例えばあなたが今現在、全く英語を喋れないとしましょう。
そしてそんなあなたの夢が外国人の友達を作ることだとします。

あなたが友達を作る目的で留学に行ったとしましょう。語学学校で気の合う外国人と出会えて
その友達といろんな話を英語でして思いっきり笑えるような仲になれたのなら、あなたはもう英語を習得できたと言えるでしょう。

最初は英語力の問題でうまく意思疎通ができないと思います。
努力して英語を学習して徐々に相手の言っていることがわかり、自分の伝えたいことが伝えられるようになれば嬉しいはずです。

英語学習とは地道な反復作業の継続です。なのでこう言ったモチベーションを高めてくれる要素は英語を習得する上で絶対に必要です。

なので英語を習得したいと思ったなら、英語を使って、誰と、どこで、何がしたいか。

それをまず最初に考えましょう。

自分にとって楽しくなる目標や、テンションが上がることを掲げてください。

そうしないと学習を続けるのは困難です。


なぜなら英語を習得するにはちょっとやそっとでは折れない信念と強い意志がないと、成果が上がる前に挫折してしまうからです。



3. 英語力0から始める場合

では本題です。具体的に英語を習得していくにはどうしていけばいいかを説明していきます。


まず筆者の経験上、一日10分とか、隙間時間を少し使って細く長く続けていく方法は英語習得には不向きです。
ある程度の英語力がすでに備わっていて、英語力を鈍らせたくないという名目ならそれでもいいかもしれませんが、そもそもの英語力が備わってない方はほぼ意味がありません。


なので英語を本気で習得したいなら短期集中で一気に学習してください。
目指す英語レベルにより、成果が感じられるまでの時間は異なりますが、早いと1ヶ月、遅くても3ヶ月ほど頑張れば必ず何かしらの変化は現れてくるはずです。


今回アプローチしていくのは

英語力はほぼ0、または中学以降ロクに英語に触れていない。やりたい意思はあるけど何から手をつけていいかわからない。

このような方へ向けての説明です。

すでに英語学習をしている方にとっては当たり前にことしか書きませんが、ご容赦ください。

押さえておくべきは以下の3つです。

1. 最初は発音と中学英語
2. 時間は毎日確保する
3. 目的を明確にもつ

順番に見ていきます。


 1. 最初は発音と中学英語


学習初期は覚える内容が山ほどあります。特に最初は蓄積の量が必要です。特に最初の1ヶ月は英語漬けをすることをおススメします。

そして最初の1ヶ月でやるべきことは2つ。発音と英語の基礎です。

この2点を最初に固めておくとその後の英語学習につまづきにくくなります。

それぞれの理由はこの記事で詳しく説明しています。

気になる方はこちらから


まず発音ですが、これは日本語の50音表を覚える段階と同じなので一番最初にやりましょう。教材はネット上にいくらでも転がってます。

そして英語の基礎ですが、これは中学英語のことです。
中学で習った英語の語彙や文法は英語の最も大事な基礎部分を網羅しています。

なので最初の1週間はひたすら発音と中学英語の文法を頭に入れてください。
本屋にいけば大人向けのやり直し英語の問題集はたくさんあります。

難易度は簡単なのでいいので、とにかく数をこなしてください。

そして最初の1ヶ月は最低1日2時間以上は英語学習に時間を使ってください。

目標とする英語力がどのようなレベルであっても中学英語で習う文法は必須です。最低限これだけやってください。



 2. 時間は毎日確保する

当たり前なことですが、短期集中でやると決めた期間は毎日最低でも2時間以上は英語学習に使う時間は確保しましょう。

仕事の片手間や隙間時間で簡単に習得できるほど英語は単純ではありません。

短い時間で成果を出したいのであれば、その分1日に学習する時間も増やす必要があると思いましょう。


私はほぼ英語力0でオーストラリアに渡航して4ヶ月で成果を出しましたが、この4ヶ月間はほぼ寝る時間以外は英語のことだけ考えて生活していました。
学習時間に関して言えば1日必ず8時間以上は英語の勉強をしていました。

勉強というと机に向かう作業のように聞こえるかもしれませんが、英語学習で大事なのは練習です。
なので机に向かう時間は3時間ほど、5時間以上は会話や音読に時間を使っていました。

4ヶ月でどのようなことをしたのかはこちらの記事に書いてます

私は1日8時間の学習を4ヶ月続けました。
時間にすると約960時間になります。

この学習時間でIELTS overall6.5を獲得するに至りました。
このスコアがあればオーストラリア現地の専門学校でオーストラリア 人と一緒に英語以外の科目を学ぶ事が出来ます。


あくまで目安ですが、だいたい1000時間使えば、英語力0からでもそれなりの英語力を習得できることになるので、1000時間から目標達成したい予定の期間を割ってみてください。

例えば、半年で英語力0からTOIECで満点とることを目標とするなら

1000時間÷(30日×6ヶ月)=5.5時間

なので1日5時間半の学習を半年続ければ達成できるという目安になります。

数字だけ見るとやる気がなくなるかもしれませんが、1日5時間半机に向かうという意味ではありません。

英語学習で大事なのは練習です。

机に向かう時間は1日あたり1時間から2時間で実は十分です。
残りの3時間はYoutubeやNetflixで音読の学習をしたり、積極的に外国人の集まる場所に行き、英会話をする。などでいいのです。

継続するためには英語学習を楽しむ気持ちが大事です。

自分が楽しいと思える方法で毎日学習を継続しましょう。



 3.目的を明確にもつ


楽しみながら学習する事が大事と述べましたが、これは目的設定においても大変重要です。

人それぞれ英語を習得したい理由は異なります。

そしてその理由は必ず自分自身がワクワクしたりできることである事が大事です。

英語を覚えて、オーストラリア 人の恋人を作りたい。
TOIECでハイスコアを取って海外の支所に転勤したい。
英語圏の人と世界を旅するツアーに参加したい。


それぞれの場所で英語を話してる自分に対して胸が高鳴るようなイメージを常に持っておくことは英語学習を継続する上では非常に大切です。


上記でも述べましたが、時間にすると1000時間程度英語と向き合う必要があるため、必ず何度かは挫折します。

そんな時、意思を奮い立たせることが必要です。


英語の習得において最も大事なのは学習時間でも、覚える順番でもなく、

あなたの強い意思です。



おわりに


いかがだったでしょうか?


それなりの努力は必要ですが、短期で英語を習得することは十分に可能です。

むしろ短期間で集中的に取り組んだ方が成果はあげやすいです。


今回は英語力0のこれから英語学習に取り組む方へ向けて書きましたが、現在学習中の方にも意識してほしい項目でもあります。


ある程度の英語力を身につけるのに必要な時間は約1000時間と書きましたが、これを聞くと


「仕事で時間をとれない。だとか、他にやる事がある。」

という方が必ずいますが、

少し厳しい言い方をすると、単純に英語習得に対しての目的意識が弱いのだと思います。

なぜなら真剣に英語を習得したいと思っている方はそういった言い訳はしないからです。


仕事が辞めれないなら、仕事以外の時間を英語学習に当てる。
仕事で時間が取れないなら、休暇を取って短期留学する。


これらは少し極論ですが、本気なら英語の習得の優先順位はもっと上がるはずです。

1. 最初は発音と中学英語
2. 時間は毎日確保する
3. 目的を明確にもつ


英語学習を今日から始める方はぜひこの3点を守って取り組んでください。


英語は一度身につくと生涯を通してあなたの武器となり、あなたの選択肢や可能性を大きく広げてくれます。

実際私自身は英語を習得したから今の生活があります。


長い人生のたった数ヶ月の本気の努力。

この努力がその先、数十年の未来が広がります。

やりたいことをするためには、なりたい自分に近づくには行動が必ず必要です。

あなたが「その行動」を起こすのはいつですか?


では また別の記事で


詳しい勉強方法についてはこちらの記事でも解説しています。


記事を読んでいただき、ありがとうございました。 よかったらフォローしてくださると嬉しいです