Akinori Semba

仙波晃典/美術/舞踊 ページ 文章の見やすさや分かりやすさは勉強中です

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最近の記事

素材主義について(絵画編)Ⅲ

皆さま こんばんは 前回の記事では 「舞踏」また「土方巽」について少しばかりですが触れていきました。 今回の記事では1950年代に興った「アンフォルメル」という芸術運動を取り上げます。簡単に言うと、絵画自体をものとして捉え、絵画自体の状態や性質に着眼した芸術運動と言えます。それは例えば、絵画=絵の具で主題を描くという通常の形式を疑い、石膏などで画面を創り「絵画」として扱ったりします。 そういった意味で、表現するテーマが「絵画自体」という面白味のなかで、それを評価した方の文

    • 素材主義について(舞踊編)Ⅱ

      皆さま こんばんは  前回の記事では「素材主義(マテリアリズム)」の概念的な側面について書いてきました。振り返ると、素材主義とは「素材(表現媒体)の在り方を追求する思想または主義」と理解しました。続いて第二章では「舞踏」について触れたいと思います。 第二章「マテリアリズムと舞踏の身体」  第一章では、「マテリアリズム」を定義し、その先駆的存在として「舞踏」と「アンフォルメル」を取り上げた。この本章では、舞踏の創始者、土方巽の生涯と作品の特徴を述べ、舞踏がもたらした肉体の

      • 素材主義について(概念編)Ⅰ

        皆さま こんにちは 今回は前回の記事に引き続き、 学生時分に書いた「芸術運動と素材主義」について 簡潔に書いていこうと思います。 ※卒論はそのあとの個人的な素材主義の研究において原点のような役割をもっております。それから月日が経ちましたが、これからの展開をつくるために、もう一度回帰してみよう、見える化しようというのが今回の試みです。 そのまま書き写してもいいのですが、なるべく分かりやすく、回想的に、ここに記したいと考えています。 では一章ずつ行きましょう。 タイトル『芸

        • noteについて

          はじめまして 仙波と言います。 これまで仕事のほかに、 ダンスや美術の面で少しばかりですが、 活動をしておりました。 私はこのnoteでは、その活動におけるこれまでの吸収したことや考えを、 書き出したいと考えています。 また一つのテーマとしている”素材主義”のよさを伝えたいと考えています。 では”素材主義”とは何でしょうか。 この記事の内容と記事化してみたいこと ①学生時分の卒論について ②「日本」や「和」について ③ものの霊性について ④柳宗悦と「茶と美」について

        素材主義について(絵画編)Ⅲ