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1人のヴィーガンよりも、10人の週1ヴィーガン

Veganuary(ヴィーガン+1月のジャニュアリー)ということで、ヴィーガンの話題をちらほらみかけます。

私が住んでいるドイツでは、人口の1-2%の人がヴィーガンです。私が月に2回出店している地元の地産地消のマーケットお客さんにもヴィーガンがいて、私自身ベジタリアンということもあり、今月はヴィーガンってどんなものだろうとお肉やお魚に加えて乳製品や卵を食べずに過ごしてみています。

なんで私が少なくともベジタリアンでいようとするかというと、動物に申し訳ないからの一言で、子供には、「母さんいっぱい若い頃に動物食べちゃったから、もう食べないようにしようと思うんだ」と言っています。

とはいえ、お呼ばれの席で出されたらありがたく食べ、海の幸は小さい頃祖父母と釣りをしたり貝をとったりして食べていたことから、抵抗は少ないのも事実で、先日数年ぶりに生牡蠣を食べたらおいしかった・・・。

個人の意思や習慣、文化的背景があると思うので、動物性食品を食べる人をどうこう言うことはありませんし、個々の選択を尊重します。それに、タイトルに書いた通り、私一人がヴィーガンでいるよりも、10人が興味を持って週に一回ヴィーガンにする方がインパクトは大きいんですよね。「1人x3食x7日 < 10人x3食x1日」なのです。

植物性の模倣食品は原材料や加工方法に疑問がありまくって、私自身、食ビジネスの調査以外で買って食べることはありませんが、パートナーは大好きです。でも、そういう製品も、10人の週一ヴィーガン/ベジタリアンを増やすには大事なのだと思います。

ヴィーガン/ベジタリアンでかたまって閉鎖的な世界を作るよりも、少しでも興味を持つ人が多い方がインパクトが大きいという考え方は、室田 HAAS 万央里さんの『パリの菜食生活』で読んで眼から鱗でした。ベガニュアリーには新しいレシピをいっぱい試すぞと買った本で、レシピだけでなく、読み応えもあり、とても気に入っています。

京都時代においしすぎて通いまくってヴィーガンに興味を持ち始めた菜食庵Padmaさんもヴィーガンを前面は押していないんですよね。みなさんに門戸を開いておきたいとお店の方が言っていたのを覚えています。

そんなこんなで、ヴィーガンの文字を見かけて興味を持ったという人は、まずは月一、週一、ヴィーガン/ベジタリアンになってみませんか?私は2014年に週に一回月曜日をベジタリアンにするところから特に苦労なく始めて、2020年に99%ベジタリアンになりました。野菜を工夫して料理したり、素材の味を堪能したり、楽しいですよ!

Happy Veganuary 🥕🍎

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