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バグというプログラム

我々の意識には
自分で判断できる顕在意識と
自分の意識なのに意識できない潜在意識の
大きく2つがあるそうです

すごく分かりづらく曖昧な分別なので
今日ご紹介するドラマの内容に沿って

便宜上
前者である顕在意識とは
自分で判断できている『現在』のすべて

後者である潜在意識とは
考え方、習慣、能力などの『プログラム』
と、思ってください

別の言い方をすると

パソコンのデスクトップ画面にある
ショートカットが顕在意識で
デスクトップ画面にはないけれど
組み込まれている
無数のプログラムが潜在意識です

これからご紹介する物語は
この概念をうまく利用しているのだと
山ちゃんが勝手に解釈しているのでした

ゾクゾクする


俺は映画やドラマが大好きです

監督とか映像技術とか
声優さんやら歌い手さんとかは
よく分かりませんが
物語を心から愛しています

好きなジャンルは、ミステリー

ミステリー好きな俺が
おすすめするのが

画像にもある
West World
というアメリカのドラマです

シーズン5までのうち
動画配信サービスでは
シーズン4まで観ることが出来ます

個人的には
シーズン1がダントツで面白かったので

あくまでもシーズン1限定で
しかも、すこぶる勝手な解釈で
なぜ面白かったのかを
お伝えしたいと思います

まず初めて観た時は
物語の状況を把握するのに
時間がかかりました

観るポイントは
頭の中で時間軸を整理した方がいいです
過去と現在がごっちゃになりがちなんです

物語は、近未来のテーマパーク
ウェストワールド(西部劇)が舞台
テーマパークですから
舞台装置や登場人物は全て作り物で

ある程度の人格とエピソードをもった
アンドロイドたちが
お客様を迎えてくれます

そこに遊びに来る客は
何でも好きに遊んでいいのです

銃で撃ち殺すもよし
犯しすもよし

たくさんのシナリオが用意されていて
それに沿ってロールプレイだってできる

たとえ、お客様が撃たれても
衝撃こそ受けますが
死ぬことはないので
臨場感を味わいながらも
思う存分、好き勝手ができるわけです

さて

物語の主人公はドロレスという
農場の娘役のアンドロイド
彼女もまた、毎日毎日犯され殺されます

修復され、また翌日同じ朝を迎える

しかし、幾度となく繰り返してゆくうちに
あれ?このシーン、知ってる

ような気がする

と、違和感を覚え始めるのです

場所が変わって
酒場の女亭主メイヴにも
同じことが起きるのでした

毎日毎日、同じ物語を繰り返し
そして殺されて、修復されて
また朝が始まる

あれれ?おかしい

忘れないように紙に
書いてしまっておこう

そんなことをしているうちに
あちこちでアンドロイドが不具合を出し
スタッフは原因究明にのりだすわけです

そして、、、

エドハリスやホプキンスも出てるよ


さて、この繰り返えされる毎日って
俺の暮らしとおんなじだなぁ
って思いました

やだ俺、アンドロイドなの?
それならもっとイケメンに作ってくれよぉ

って、話が逸れました

日常生活って車の運転のように
あまり意識しなくても暮らしてゆけるし
わずかなイレギュラー(バグ)があったとしても
修正して何となくもとに戻せます

でも、考えてみると俺って
この数あるバグを日常に落とし込めて
今の自分になってるんです

このバグを、成長のきっかけと呼んでもいい

5年前を振り返ったら
あれま、全然違う自分になってた
なんてこともあるじゃないですか

その起点は、バグなんですよ

これを運命の歯車と呼ぶ人もいれば

いや、そんな偶然みたいな話ではない
すべては生まれる前から決まっていて
設定通りなのだ、と言う人もいます

運命なのか設定なのか
その辺の真相は分かりませんが
そんな風にこのドラマと自分を
照らし合わせて観てみると

もしかして

得体の知れない大いなる存在から
知らず知らずのうちに
バグるプログラムが組み込まれている、とか

自分の潜在意識に
予想だにしない何らかの設定が
入れられているのかも、とか

仮定ばかりですが
何故かワクワクしちゃうんです

West Worldというドラマを
アンドロイドと
生身の人間の恋愛ドラマでもよし
アンドロイドの成長物語でもよし
アンドロイドの下剋上モノでもよし

色んな見方ができると思います

山ちゃんは顕在意識と潜在意識
という観点で観てみたら
楽しかった、という話でした

吹替もあります
ちょー暇な人
このミステリーに

のまれちゃってください!

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