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マルチビタミンについて

 数年前はマルチビタミンなど毎日服用していた。

そのうちサプリは「足りないものを補うもの」という感じになり、必要なもの(必要と感じるもの)を個別に摂取している。

この論文はネットの記事をみて知り、PubMed で検索してみた

【主題】マルチビタミン&ミネラル の成人における臨床的に測定可能な数値+自己申告による健康状態の横断的研究
【目的】一般成人集団におけるマルチビタミンおよびマルチミネラル(以下、MVM)の毎日の摂取が臨床的に測定可能な健康上の有益性は明らかになっていない。MVMの利用について調査した米国の成人集団におけるMVMの利用者と非利用者の間で、自己報告と臨床的に測定可能な健康アウトカムを比較すること。
【デザイン】MVMの消費が自己申告した全体的な健康状態と臨床的に測定可能な健康アウトカムに及ぼす影響を横断的に分析。参加者は2012年国民健康面接調査(n=21 603)の成人のMVM利用者と非利用者。一次および二次アウトカム測定。5つの心理学的、身体的、機能的な健康アウトカム。(1)自己評価された健康状態、(2)日常的なニーズに対する支援の必要性、(3)10の慢性疾患の既往歴、(4)過去12ヶ月間の健康状態があったこと (5)過去1ヶ月間の非特異的な心理的苦痛を測定するためのKessler 6項目(K6)心理的苦痛尺度。
【結果】成人のMVM利用者4933人と成人の非利用者16670人のうち、MVM利用者は非利用者よりも全体的な健康状態が30%良好であると自己申告した(調整済みOR 1.31;95%CI 1.17~1.46;偽発見率調整済みp<0.001)。MVM利用者と非利用者の間には、10種類の慢性疾患の既往歴、現在の健康状態の数、K6スケールにおける現在の心理的苦痛の重症度、日常生活動作の手助けを必要とする率に差はなかった。性、学歴、人種で層別化しても効果の変化は認められなかった。

【考察】MVM利用者は、臨床的に測定可能な健康アウトカムに明らかな差はないにもかかわらず、全体的な健康状態の改善を自己報告した。これらの結果から、成人におけるマルチビタミンの普及は、マルチビタミンの使用がより良い健康結果につながるという個人のポジティブな期待の結果であるか、あるいは、MVMユーザーが自分の健康に関してよりポジティブな見方を内在的に持っているという自己選択バイアスの結果である可能性が示唆された。


(´・ω・`) 健康への意識が高い人は低い人よりもMVMを服用する傾向という交絡バイアスを示唆しているが、やはりサプリは「補うもの」という感覚が大切か・・・?

学んだことをアウトプットしていきます。