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やっぱDIYは楽しいな!

明日はライブ本番。埼玉です、FC公演となります。
ご来場の方々は、存分に楽しんでいただければ幸いです。
数日間のリハーサルを終えまして、やはり気になっていたギターを手がける為に持ち帰りました。
今回はその様子の解説と、個人的な備忘録となります。特に難しい内容でもないので、皆さん楽しんで読んでいただけるのは?と思っています。

持ち帰ってきたギターの気になっている箇所は、実は何度も調整と実演奏を繰り返していた箇所でして
ネックの太さ、握った具合と言いますか、単純に太いな〜とかそういう気分にも左右される箇所です。
ある程度好みの範囲内ですと、きっと朝ごはんがパンだったから今日はしっくりこないんだとか、今日は前髪がうざいな〜的な気分の問題なのですが
その気分も頻度が高いとなれば、もう手がけちゃった方が結果にコミットしちゃうのでライブ前日ですが作業にかかります。

ざっくりと、ネックが太い!のであれば細くしたら良いので削ります、そういう発想です。太ってきたなと思ったらダイエットするか、のノリです。
この作業にての音質の話は、仮にですが塗装面を剥がせば塗装によって抑制していた振動は、抑制がなくなった分振動します。
人によっては”鳴りが良くなった”、又は”鳴り過ぎる”、等色々あります。
”太いネックを細くしたら音も細くなるんじゃね?”これも太い音の定義は人それぞれです、何かを施す施さない、現状や結果をどう考えるか?はそのギターの所有者次第です。
例えばオブジェ、コレクションアイテムとしてのギターに対してはネックが太い細いという感情は出ないですし、むしろ見た目や経歴、価値等は極上であればあるほど満足感が得られます。
私は演奏をする目的のギターに対しては、弾きにくい状況の時の印象を改善する為には積極的に何でも取り組みたいと考えています。
その太いネックの状態時、音は最高なんだよな〜と思えるほど私のポテンシャルは発揮していないですし、こちらの状況にそちらさんが少しだけ歩み寄っていただけませんか?と
音質的には多少のトレードオフがあると思うんですが、出てしまった差分はこちらのパフォーマンスでメガ盛れると思うんです。とまあ、こんな感じです。
どう考えても10cmは丈の長いパンツだけど、シルエットも履き心地もかなり良いんだよな〜、でも裾折って履くと具合よろしくないんだよな〜
ヨシ!寸法合わせちゃおう!ブランド推奨じゃないかもしれないけど、俺の体型にドンピシャの方がかっこいいし。という場合があると思います、この考え方の方向性と一緒です。
時に服に体を合わせる考え方、”着てみたけど服の良さがイマイチ出せない、そうだ体を鍛えよう”という判断ですね。
今回のネックの場合ですと”ガタガタ吐かしてないで、とにかく弾いて慣れろ!”という判断もあるのですが
私は”そうは言っても、抱え込んでいていても仕方のない悩みの部類で良いのでは?”と割とカジュアルに取り組んじゃいます笑

今までこの作業は全工程を手作業で行っていました。作業を始めると6時間〜12時間ほどかかっていましたので、作業に対して”やんねーとストレス解消しないけどさぁ”と毎度渋々な気分で取り組んでいました。
手持ちのギターは求める結果の大なり小なりありますが、全てのモノをそういう気分でしたが約1年ほどかけて作業を終えています。
今回は、存在は知っていたけど何で購入していなかったのだろう?という、電動やすりを数ヶ月ほど前に購入しておりまして、かなりの時短と効率が期待出来ます。

電動やすり

アイロンのような形状です、作業してわかりましたがこの形がベストです。
このいかにもな部分に専用サンドペーパーを付け、電源を入れるとサンドペーパーを付けた面が高速で動きまして、作業が出来ます。


このギターのネックを削ります。

気休めかもしれませんが新聞紙を敷きました。この作業は屋外、換気の出来る場所が推奨です。
私は室内で行いましたが、この作業後はあらゆる所に粉塵が舞っていまして、掃除が大変です。
では作業にかかりますが、興味のある方はどのように削っていくのか?を知りたいと思います。
この電動やすり、今回が初めましてですので想像で、”ちょっと当てただけで大根おろしレベルで削れるのかしら?”とか思ってました。
電動やすりは#80のサンドペーパーを使っています。ですが、想像より全然削れないので良い感じで作業できます。
作業内容は少し作業してはネックを握ってみて具合をみる、これをひたすら繰り返します。
始めでの工具での作業なので1時間ほどダラダラ作業をしまして、場はこんな感じになりました。

結構削れています。
実際は写真で感じるよりも凄い量の粉です。

相当効率の良い作業でした、電動やすり様様です。
この粉の量から”匙加減ってどれだけよ?”と思われるかもしれません。東南アジアの料理人が一回に使う味の素の使用量位は粉はありました。
改めて、こんなの手作業ではやってられません、と肌で感じました。
さて、この後#400そして#1200のサンドペーパーを使い今まで通り手作業で仕上げ、オレンジオイルを塗布して作業を終えました。
ネック保護処理しないの?とお思いでしょう、私はしません。色々塗ってあると厄介だと思うことが現場にて何度も経験しまして、この状態が私にとって最高です。
サテンフィニッシュ等は所有者のお好みでいいんじゃないかな?と思います。
明日早速本番に使用です笑、結果にコミットしたら良いな〜。

今後とも引き続きよろしくお願いします。


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