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死相について

遠い親戚が亡くなった。母が古いノートをひっくり返し、
「おばあちゃんの時は10万円もらったから10万円返さないと……」
冠婚葬祭で幾らもらったかを逐一ノートに付けてあるのだ。
め、めんどくせえ~。

私がもし母より早く死んでも葬式は不要と言ったら、
世間体が悪いからするって言う。
ゾッとする。
要らん。灰は山に撒いてほしいな。

自然葬もちゃんとやるには費用が要るらしいけど、
だまって撒いたら分からんよね。

こんなこと書いてますが、変なことは考えてませんよ💦
なんでしょう「生き切ってみたい」かな。


死相というものを、癌末期時の祖母や祖父を除いて、はっきりと目にしたことがある。かつてサンデーモーニングのレギュラーでいらした大沢啓二親分。スポーツコーナーをずっと欠かさず見ていたが、見ない時期が続いた。で、久しぶりに見たら、親分の見た目がガラッと変わっていた。

酷く痩せて顔色が青いというか暗い。生気が感じられない。大沢親分と言えば明るく気風が良く豪放磊落、デカい声で喝! とする瞬間が私はいつも好きだった。なんかこの人に言われても腹立たないしスカッとするんだよね。

御病気だとは知らなかったが、大沢親分もうすぐお別れなんだなあと、その時はっきり悟った。そして数週間後に訃報が報道された。胆嚢癌だったとのこと。

大沢親分の孫の大沢あかね(劇団ひとりの妻)が関テレの「モモコのOH!ソレ!み~よ!」に出てて、私は離れたところにいて音だけ聴いてたんだけど、えらい大阪のおばちゃん丸出しの喋り方する人やな誰~と思ってTVみたら大沢あかねだった。なんか親近感沸いた。

それで親分を思い出して書いてみました。