童謡で動揺

くだらないダジャレが脳裏によぎり、恥ずかしげもなくタイトルにする。幾許かの羞恥心さえどこかに忘れてきたのかもしれない。

おばけなんかないさ
で始まる動揺を一度は耳にしたことがあると思います。
あれ、けっこう歌詞が長いってご存知でしたか?

寝ぼけた人が見間違えて、だけどちょっとこわいなーで終わるのかと思っていたら、全然そんなことはなく。

冷蔵庫でかちこちにしたり、
手を繋いで友達になったり、
でもやっぱりちょっと怖かったり、と話は続いていくんですね。

娘が最近、お化けにハマっており、せなけいこさんの絵本を好んでいます。その中に、この童謡の歌詞で一冊作られた絵本があります。
メロディもしっているとのことだったので一緒に歌いながら読んでいたのですが、数ページめくると、聞いたことのないフレーズが飛び出します。
わたしは音楽的センスが絶望的になく、聞いたことない歌詞だと歌詞カードがあってもリズムに乗せて歌うことすらままなりません。

そこで我らが味方、YouTubeさんに童謡の再生を依頼します。するといきものがかりの吉岡聖恵さんが歌っている動画を見つけました。こちらです。

歌のうまさは、いきものがかり時代から定番がありますが、何度も聴き、自分でも歌える動揺をここまで感情的に歌えるものなのか、と感服しました。
ただ感情的に歌うだけではなく、幼児にも聞き取りやすく、真似しやすい誇張、登場人物の空元気やおどおどした様子などが目に浮かぶ表現力。
全てがプロだな、と感じました。

そういえば、平井堅さんも大きなノッポの古時計を熱唱した過去もあります。あれはあれで素晴らしいものの、童謡として成立しているのか、と問われるとわたしは吉岡さんの歌い方に好感を抱きました。

ふとしたきっかけで、触れることのなかった世界に触れることができ、なんだか得した気分の休日でした。

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