みんなのうたは最高の歌番組
みんなのうた。NHKで五分間、決められた時間に流れる番組だ。
1961年4月から放送が始まり、60周年をこの間迎えた。
みんなのうたは、子供向けの歌が多く流れている印象がみんなにとって強いのではなかろうか。
あれほどいろんなジャンルの音楽を聴ける番組はなかなかないのだ。
例えば、「一円玉の旅がらす」は演歌、「アップルパップルプリンセス」はシティポップ、「数え歌」は童謡、といった風に。
「メトロポリタン美術館」や、「月のワルツ」はトラウマだと言う人が、大人になって聴くといい歌であることに気づくという人も多い。
また、意外な人がみんなのうたに曲を提供していることもある。子供の頃、「OSAMPO」という歌をよく口ずさんでいたが、あの曲はcharさんという、一流のギタリストが書いた曲だ。
私は昔みんなのうたに傾倒していた時期がある。DVDボックスも揃えたし、隔月発売していたNHKテキストは毎回購入していた。
あの時の雑食的な音楽番組を聴いていたおかげで、さまざまなジャンルの音楽がすっと自分の中に入ってくるようになったのではないかと考える。
音楽をディグりたい人は、みんなのうたを追うことをおすすめする。
今月のみんなのうたは、ケツメイシのようなヒップホップから、なきごとのようなロックまで、広いジャンルの曲が新曲として流れている。
NHKにお金を払う理由は、みんなのうたにあると言えるかもしれない。
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