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にくきゅうのあしあと🐾 ~秋田柴子の物書き履歴 2023〈2162字〉

2023年も、いよいよ今日が最後ですね。
朝からおせちを作るの、大掃除の残りを片づけるの、お餅を取りに行くのとバタバタして、ようやくこの時間になって画面に向かっています。
「年忘れしばこ」と、夫から命名されました…)

こんなギリギリになってしまいましたが、今年をぼんやりと振り返ってみたいと思います。

さて今年のアタマである2023年の1月1日に、秋しばは何やら目標らしきものを立てました。ざっと振り返るとこんな感じです。

フリーテーマの小説の数を増やす
② 商業出版を実現させる
③ 電子ピアノを買う
④ ベリショ胃弱倶楽部を卒業

さて成果やいかに。順番に検証してみましょう。

フリーテーマの小説の数を増やす
これは昨年、テーマ(お題)のあるものを多く書いているうちに、テーマのないもの、つまりゼロのゼロから物語を作り出す力が落ちたことへの反省から出たものです。
でも結果としては、数を増やすことはできませんでした。ただ昨年よりは、自分の中で書きたいものが生まれやすくなった気はします。

② 商業出版を実現させる
これはなんと、実現しました!
第31回やまなし文学賞で、拙作『雨を知るもの』が佳作をいただいたことにより、山梨日日新聞に作品が連載され、かつ山梨日日新聞社様より『やまなし文学賞受賞作品集』という形で出版されました。
やはり単著では叶わなかったのですが、元々「他の方々と一緒にアンソロジーでもOK」と予防線を張っていたので(笑)、とりあえず良しとします!
ご購入下さった方、本当に本当にありがとうございました!!

③ 電子ピアノを買う
買ったーーーーーー!!!!(そのまんま)
実は『やまなし……』の賞金で買いました(笑)
最高の形です!!
……と言いたいところですが、喜んで練習してたら、早々に手首を痛めました(涙)
なので今年の後半からは、ほとんど弾いてません…。
ぜひ2024年は復活したいと思っています!!

④ ベリショ胃腸炎倶楽部を卒業
えーと……これは全然ダメ(涙)
ベリショ(ベリショーズ)= 私が所属しているフリーSSマガジンなんですが、その中に数名、胃腸の弱いメンバーがいるんですね。
もちろん、ワタクシもその一人。
それで今年はそこから脱したい……! と願ったわけですが、これはあえなく撃沈。つい最近も、持病の逆流性食道炎に悩んでおりました。

ところがですねえ。
胃カメラ撮ったら、ぜーんぜん所見がみられないのですよ。
ドクター曰く、

「逆流性食道炎はねえ、自覚症状と所見が一致しないことも多いんです。症状ひどいのに異常ない人もいるし、その逆もある。あなたもそのタイプですね~。ストレス強かったり自律神経が不安定だったりすると、やたら敏感に症状出ちゃうパターン

……だそうです。
そしてそれを証明するかのごとく、「胃カメラで異常がみられない」と判った途端、あれほどしつこかった不快症状は、なんと数日で消え去りました
ボーゼンとする秋しば。でもそれが事実なんでしょうね。
やはり体と同じく、心を整えることはとても大事なようです。


だいたいこんな感じです。
個人的には、やはり自作の書籍化が嬉しく、感慨深いでしょうか。
新聞連載というボーナスもつき、本当に感激しました。

ただ創作の熱意という点では、イマイチだったように思います。
『やまなし文学賞』は発表こそ今年の3月でしたが、実際の原稿は昨年の11月に応募しているんですね。だから私の中では、どちらかというと「2022年の作品」なんです。
2023年の間に、やまなしに迫る作品が書けたかというと、残念ながらNoと言わざるを得ません。

ちなみに今年の公募参戦は25本。昨年の38本を大きく下回ってしまいました。ちなみに内訳はこんな感じです。

SS:19本
短編:5本
エッセイ:1本

うおおお、中・長編がない!!!
いや、書いてはいるんです。1本。でも出来上がりに納得がいかなくて、ただいま絶賛改稿中なんですね。だから実績としてはゼロ。

がーん。

昨年は長編1本、中編1本、短編6本、SS29本、エッセイ1本の、計38本。うーむ……。まあ確かに昨年(2022年)は「数を出すこと」を目標にしていたので、多少数が落ちるのはやむを得ないかもしれませんが、思ったより少ないな……と、今、軽いショックを受けています(笑)
(今、初めて記録を振り返ったので)

ちなみに、公募の結果です。

受賞:1本(小布施『本をつくるプロジェクト』優秀賞』)
予選通過:1本(あたらよ文学賞)
選外佳作:2本(小説でもどうぞ)
落選:21本

ここに「昨年応募して今年発表」のやまなしを加えると、受賞は2本になってくれるんですが(笑)

受賞がすべてではないですが、単著刊行を目指す以上、やはり何らかの成果を出さないとなかなか手が届きません。
とはいえ、あまり結果に拘泥すると、はっきり言って心が折れます
そのあたりの兼ね合いが難しいですね~。
年が明けたら、またぼんやりと2024年の目標を立ててみようかなと思っています。

1年の間、たくさん読んでくださった皆様に、心から感謝いたします!
どうかまた来年も、共に書き、共に読み、楽しく過ごせたらいいなと願っております。
どうぞよいお年をお迎えくださいませ。

2023年12月31日

新年用の日本酒を「ついうっかり」開けてしまった
秋田柴子

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