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私なりの自己統合のやり方②

前回は私のクライアントさんが苦しくて自分を見つめるノートを公開しました。

この続きです。
彼女は変わりたいけど、エゴや執着がたくさんあるなかで何が正解で何が間違っているのかというところにいたのですが、
この後、自分をとことん認めたんです。
感謝なんかできないし、相手は当然ムカつく、だけど過去の傷があるから
彼のせいではないけど、今その傷を出しているのは彼だし、彼しか当たる人が
いないのでというのを前提に彼に対して色々と恨みつらみをずーっと書き続けてました。
彼の問題から逃げること、人のせいにすること、言ったことを実行しないこと
自分だけ逃げて楽しいか?と色々と書いてたんです。
そうすると。。。
自分も自分の心の中にある過去の問題から逃げてたし、人のせいにすること(彼のせい)も同じ、自分だけ逃げてる、、楽しくはないということに気づいたんです。

お互い様だと思ったとしても、まだまだ許せない。。それはそうです。
大好きで一番理解してほしい人ですから、わかってほしいのは当然です。
なんで私がここまで好きなのにわからないのか??
それを無視するのはなぜ?
逃げるのはどうして?を繰り返していくうちに、自分に優しくしてくれない人は
要らないにたどり着いたんです。

要らない、、手放せたのではなく結局は拗ねたんですけどね

だけど彼女にとっては拗ねたのがよかったです。
要らない、ってなった時に他を探すになったけど、全くときめかないし、むしろ
関わろうとする人はみんな彼と比べて比にならないくらい無理だと思う人ばかり

これ、問題から逃げてるのでそりゃ無理だと思います。
だとしたらまた戻るしかないというか、彼に戻ってしまう、、、
でまたモジモジしてしまう。

だけど、色々とやってみても何も答えは出ないし、感謝になんか辿り着かないので
だんだん疲れてきたんです。

あほくさってなって、、、

そうしたらふと過去の体験が出てきたんです。

子犬を拾って、飼ってくれないのは承知で母親に頼んでた情景が客観視して
出てきたんです。
親子のやり取りを大人になった自分が見てる感覚です。

子犬を飼いたいと泣きながら必死で伝える自分とあまりちゃん話を聞かずに
ダメだという母親、、、
当時の自分の飼いたい気持ちは、本人だからよくわかってるので当時を思い出したら、このわんちゃんが保健所に引き取られたら死んでしまうと、必死で泣いている彼女、
その時、なぜかわんちゃんの気持ちになったみたいなんです。
ここまで必死で泣いて私(わんちゃん)を助けてくれている人がいる
必死で訴えてくれる人がいるという感覚が自分を大切にすることが自分でもできるんじゃないかと思ったみたいなんです。

今の状況がわんちゃんとリンクしたんだと思います。
行き場のない、どうしようもない自分と保健所に行くしかないわんちゃんと
リンクしてしまったみたいで泣けてきたみたいです。
それだけ惨めでどん底だったんだと思います。
それを助けてくれてるのは子供の頃の自分、、、
自分ってほんと優しいし健気だしいい子だと思ったんです

彼に対してもここまで避けられて冷たくされても、励ましたり優しくしたり
している自分って本当にいい子で純粋で優しい子だと思って号泣したそうです。

これって自分を自分で認められた瞬間なんです。

そこから彼も困ってしまえ、とか知らないって拗ねるのではなくて、自分の気持ちをまず最優先にして自分が嫌なことはしないというのを理解していきました。

ちなみにそのわんちゃんは、、、母親のお友達に引き取られたそうです。

ふとしたきっかけで彼女は自分を大事にするということがわかったので
それが自己統合の第一歩になってようでした。

相手を責めてしまう、というのは当然あります。
だけど少しずつ紐解いていくと変わってくるものがあるので
今は苦しいけど、自分の中でふと自分って本当健気で優しいし、めちゃくちゃいい子やんって思える時がきます。
なので今は人のせいにしても拗ねてもいいです。だけど拗ねた先には心の変化が出てくる様になります。
問題から逃げずに少しずつでいいので自分の中にある拗ねた自分に声かけをして行くと少しずつ変わりますよ。

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