ペットショップに対してのアンケートについて

まずは、アンケートに参加していただいた皆様
本当にありがとうございました。
今回このような意見やアンケート結果が出せたのも皆様が答えてくれた結果です。
読み始めたらどんな気持ちになろうが最後まで読んでください。
最後まで読んで自分なりの意見も出してみてください。そこに意味があるので

私自身ペットの業務で多くの方面に所属し見てきました。
「保護の観点」
もともと叔母が保護活動を行っていたため私の最初の経験は保護でした。
その後、ブリーダー、トリマー、しつけなどを経験してペットショップ

多くの方面から見てペットのことを追求して考えた。

本当に考えた、10年以上考えたんですよ。ほんとに。。。
実際なれるものなら、動物に関する政策を打ち出す政治家になりたいくらいです。
まあ、今の状況なら犬猫のことで当選するほど世間が興味のない話題ですから難しいですね。

皆さんは殺処分って、ワンちゃん、猫ちゃんの放棄ってどうやったら無くなると思います?

これは結構意外な答えに私は行き着いたんです。
私が打ち立てるのは問題解決の目線、継続可能なのかを考慮して考えだしました。

ではまず問題が「殺処分」ですよね。
そうすると今行っている「保護活動」は問題解決に直結するものではなく「是正処置」というものになります。
是正処置とは、その場で起きていることを見える部分だけ直すという事。
例えば「水道管の破裂」という問題が起きたとき、是正処置とは水道管が破裂してこぼれた水を拭いているという状況ですね。
それで「水道管の破裂」という問題は解決するでしょうか?
答えはNOです、しかし勿論その行動自体は絶対に必要な内容ですよね。
ただそれと同時に根本的問題の解決が重要になってきますよね。

では根本的な問題解決とは?
先ほどの「水道管の破裂」で見ると、「水道管の修理」または「今後壊れない為」の対策になりますね。
因みに、殺処分の対象となる捨てられた犬猫は、どうしてその状態になるのでしょうか?
これは難しい内容ではあります。

「捨てる人」「不十分な管理を行っている人」が原因だと推測できます。
この時、常に議題に上がるのがペットショップの存在です。
皆様はペットショップの取り組みをどのくらい知っているでしょうか?
一例で上げれば「マイクロチップ」の存在です。
災害時など多くの場面で飼い主の特定などに利用されているものです。
これは違う方面から見ると、捨てても飼い主が特定できる効果があります。
なので自分の意志で保健所などに持ち込まなければならないという事です。これは人の行動を抑える効果があります。
また金額面もそうです、30万~100万近い金額がついています。
勿論、生き物の売買という意味で嫌だという気持ちがあるというのは理解できますが、金額というものは人を大きく変化させます。
全員に当てはまるわけではありません。
私も含め0円で引き取った子に100万以上の金額を使った人がいるのも事実です。
しかしそのような人たちはそもそも捨てたり、病院に行くことを躊躇ったりしませんよね?

そうでない人たちを動かすためにも金額が必要なのです。

100万のワンちゃんを連れて帰って病院に連れて行かない人はいるでしょうか?
捨てる可能性は?
勿論0ではありません、人間ですからね。しかし限りなく少ないです。
当たり前の事ですが、10万の車の修理に50万払いますか?
払わないですよね、ふつうは。しかし100万の車に50万は?
そしてこれを言うと「生き物だから違う!!」という人が多く現れます。

そうですよね!!

でもそれ(生き物だから!)がわからない人が捨てているので重要な抑止力になるのです。
そこを理解して欲しい、この文章を読んでくれている人の考え方をしている人は捨てにくい分類に入ります。
そうじゃない人に対してのアプローチが重要なのです。
だから、いま保護活動に参加している人たちの言っていることでは本当に遠い未来でしか0にできないと思い動きたいと考えたのです。

あっ!!先に言っておきたいことがあります。
潰すべきペットショップや組織が多くあることは事実です。
そこはご理解くださいね。

因みに皆様は保護の施設で、どのようなワンちゃんを見てきましたか?
これは重要なポイントです、殺処分の映像などもできれば確認してみてください。
トイプードルとチワワで6割ほどいました???
私はそんな殺処分のシーンは一度も見たことがありません。
保護施設でトイプードルがいたことはあります、しかし6割を占めるどころかそれほど多く見たこともありません。
これは活動をしている人にも聞いてみましたがやはり無いようです。
ではすでに一部のペットショップは除外されますね。
純血統しか扱わないペットショップは、約6割はトイプードルやチワワです。
ということは、その比率に近い状態でない限り対象となりえないという事になります。
因みに純血統しか扱わないメリットって会社的(売上)にあると思いますか?
実は売り上げ面で言ったら「無い」です。
しかし犬のことを考えたらかなり多くあります。
もし会社に何かあって潰れたら?
血統種の子犬です、ブリーダーも一般でも欲しい人は山ほどいます。
しかしMIXは一般で引き取ってくれるがやっとでブリーダーは見向きもしません。
MIXは次の世代という概念が薄く繁殖に使えないからです。
生き物の命を扱うというのは、きれいごとではできません。

ブリーダーの話が出たので少しお話を、ペットショップよりビックリするくらい管理は雑ですよ。個人で経営されている人がほとんどなので10年前の考え方でやっているところもかなり多くあります。
ペットショップは世間の目にさらされ多くの重要員を雇い運営しています。
従業員の中に愛護団体の人もいるかもしれませんし、それで問題なく運営できるように管理しています。本当に犬猫に害を及ぼす管理はすぐに摘発され、テレビなどで報道され消されます。
因みに私の知っている所のペットショップでは「遺伝性」「先天性」などの疾患が見受けられた子を亡くなるまで、里親を探しながらケアしていました。
それはしっかりと利益を出している企業だからこそできる守り方ですよね。
因みに獣医を雇って管理していましたね。

私の行ったところのブリーダーはかなり良いところでしたが、それでも最新の情報は入っておらず自分の昔ながらの知識に頼っている状況でした。
まあそれも今改善されているのも事実ですけどね。
親の遺伝子検査なども当たり前の時代がもうすぐきそうですしね。

では不幸なワンちゃんはどのように生まれるのでしょうか?
一番問題なのは「家庭繁殖」です、これに関しては法律で最初に禁止しなければならない事項だと思います。
素人が繁殖を行う事はリスクの面でも、その後の対応にしても難しいからです。
もし10頭生まれたら?
基本3~5頭でしょうがかなり多くの子供が生まれたケースはいくらでもあります。
一番捨てられる可能性の高い状態ですね。
一気に12頭飼えますか?
そのことを考えて「家庭繁殖」を行っている人はどのくらいいるのでしょうか?
多分ほとんどいません。それはかなり危険なことです。
このような情報さえも出ていないのが事実です、保護活動をしていた親族が家庭繁殖を行い自分の飼っている子もそのうちの一匹でした。
全てではありません、しかし安易な繁殖が一番問題になるのです。
それはブリーダーも一緒ですが。

どのようにすれば殺処分を0にすることができますか?

それは「犬猫を引き取れる場所をペットショップ限定にすることです。」
今多くの批判の声が聞こえた気がします。笑

ではなぜペットショップなのでしょうか?
海外ではブリーダーですよね?
そうですね、海外では犬を仕事に使う文化があります、そのため親や兄弟と離すまでの期間も約6カ月といわれています。しかしそれは人間との関係性よりも犬同士の関係性構築ができていないと、仕事で集団での狩りなどもできない状態になることも考えるからです。
因みに日本では99.9%ペットですので犬同士の社会性構築よりも人間との社会性構築が重要になりますので6カ月は長すぎると考えられます。
免疫期間や社会性に関しては現在国が調査を始めています。

そしてペットショップが企業であるということがペットショップに縛る理由です。
企業なので規則やルールで縛りやすいという特徴があります。
国が「マイクロチップを入れる」と決めれば入れなければなりません。
そのような仕組みが重要です
また、企業として一律化することで無駄な繁殖が無くなります。
ブリーダーも同様に制限をかけることができます。
そして何よりどのような人に渡すかのルールも徹底させることができます。
特に金額をつけることで軽い気持ちで飼おう!!と思う人が減る傾向になります。
ただでもらえるワンちゃんと、30万のワンちゃんどっちが連れて帰る基準があがりますか?って話ですね。
お金は決して汚いものではありません。
その子たちを守ってくれるものにもなると私は信じています。

昔、外で犬を飼っていた人が多かった。
今ペットショップが普及し柴犬も家の中で暮らすようになった。
私は良く聞きます「私の家の犬は、何の病気もせず老衰で亡くなった。」
綺麗な言葉に聞こえますが、必ず死因はあったはず気が付かなかっただけです。
昔はいや、今でも病気になったことすら気が付かない人が多くいます。
「最近の犬は弱いから、風邪なんか引くの?」いえ犬が風邪をひいても誰も気が付かなかっただけです。
動物病院が今はかなり普及しています、20年前はこんなになかったですよね。
犬にお金を使うことが当たり前になったからですよね、それはペット業界が成長したからこそ「犬猫の寿命は延びた」といっても過言ではありません。
お金が動かないところに優秀な人間は来ません。
そして今医療は、猫より犬のほうが進んでいるんです、犬が猫よりも先にペットショップで迎えるのが当たり前になったからです。
保険見てもわかりますね、犬は犬種ごとに分かれていますが、猫は“猫“とひとくくりにされています。

最後に。

私は正直皆様がどのような考え方を持っていてもいいです。
私も上記の中で語ったことが「心」で願っていることだけではありません。
しかし現実の世界で本当に今目の前の犬猫を救おうと思ったら、自分の感情だけで向き合っていては一生改善されません。

2019年2月にタイに行って実感しました。
あんなに動物に対して優しい人の集まる国の犬猫より日本にいる犬猫のほうが幸せそうに見えたからです。
泥水をすすり、残飯を食べていました。なぜか目に力がなくつらそうに見えたんです。

結局私なりの価値観だし正義感です。
そして私の考えは常に変わります、もっと良い案があれば変更します。

人の意見に批判することは馬鹿でもできます。
でも代案を用意できるものは、ほとんどいない。
皆で一度冷静に考えませんか、犬猫にとっての最高の未来を創る方法を
そして私たちの代で変えていきましょう。

どうでもいい批判でなく、しっかり考えるきっかけになれば嬉しいです。
不快にさせた方がいたら申し訳ございません。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。

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