見出し画像

最初の投稿から長らく時間が経ったものだ。
言い訳をさせてもらえるのならば、文章を書くということに集中できる時間が少なすぎるのだ。
何せこちとら零細企業。
スタッフ3名という環境の中、メインで撮影を行い、クライアント・外部スタッフとのやりとり、果ては経理・総務まで。家に帰れば家事・育児諸々。
さすがに「さて、筆を取ってみようか」みたいなことにはならないのが世の常。

ようやく2つ目の投稿を書こうと思い立ったのは、つまるところ時間ができたというだけのことだったりする。
時間ができれば、何かしら書きたくなる質ではあるのだ。

久々に、空路での出張。
同業者の会合で、金沢へきた。
秋田から金沢へ空路で行こうと思うと、秋田空港〜羽田〜小松と、東日本をV字に移動しなければならず、畢竟大いなる待ち時間が生じる。
画像処理とメールでのやりとりを終えると、そこにはただのヒマジンが生まれる。
ヒマになると、ヒトは自身を振り返りたくなるものだ。

前置きが長くなったのだけれど、ようやく本題。
スタジオ内の変化について。
弊社スタジオに大きな本棚をつけてもらった。
というのも、私自身写真集集めが趣味でもあり、そこそこの蔵書があったのだが、スペースの関係でスタジオ2階の物置に置いているという状況だった。
そこで、これらに手軽にアクセスできるよう、本棚を作ってもらったという経緯。

写真集を中心に、自社製品のディスプレイにも使っている。


製作してくださったのは、お隣能代市のミナトファニチャーさん。
これまでスタジオの壁面は広葉樹系のどっしりした内観だったのが、杉が加わることでだいぶ柔らかな印象になった。

かねてより写真集を使って、写真の魅力を探るWSなどを画策していた。
今回、本棚ができたことでようやくそれが実現できそうだ。
このボリュームの写真集が集まれば…例えば「雪」にまつわる写真集を一同に並べてみて、その表現の幅を楽しむことができるのではないか。
そんなことを考えている。
本棚を1つのデータベースに見立てて、そこから特定の切り口で写真集を取り出していく。
写真集を通じて自らの意識を醸成させていく。
そんなことができたら面白い。

機内でダラダラと書き連ねていたら、ようやく小松空港に着いた。
金沢市街へは、さらにバスに揺られて40分。
いつも車移動ばかりの私にとっては贅沢な時間だ。
金沢へ着けば早速仕事。
今はこの贅沢な時間をもう少し堪能しよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?