婚約者(メキシコ人)が日本に旅行に来てくれた。
3週間の旅行が終わり、また遠距離になった。
お互い1人の時間に寂しさを感じつつも、今までの日常に戻った。


私たちはずっと遠距離で、
出会った頃はメキシコでケレタロ(私)⇆プルアンディロ(彼)
付き合って5ヶ月でケレタロ(私)⇆デトロイト(彼)

それを乗り越えた(?)結果、
今は日本とデトロイトで遠距離をしている。

遠距離に慣れているから、
21泊も旅行をしていたら、お互いの見えなかった部分が目につく。

もちろん彼から見た私もだ。

例えば、
普段から家の中を靴で生活している人と、家の中には靴で入らない生活をしている人が
同じ感覚で生活するのはとても難しい。

雨傘は椅子に置かず、玄関に。トイレの蓋を閉めて用を足して欲しいだとか、
間違えて靴のまま部屋に上がられた時の衝撃さｗ

でも彼には彼の生きてきたやり方があって、
たった3週間の旅行で日本人になれ、と言うのは無茶が過ぎる。
彼は彼なりに、私たちの文化へリスペクトをしてくれていた。

昔の私だったら、
「もう、〇〇しないでよ！」「どうしてこんなことするの？」

と不機嫌になって相手の考えなんて一切考慮せず
自分が嫌だと思ったら、それを押し付けて怒っていた。

最近は言いたくなる前に一旦止まってみる。

正直なところ、文化の違いに違和感を感じることや
「えっ・・・」と理解出来ないことは多々ある。良し悪しすべて。
でも、違和感は相手が外国人だからという理由だけではない。
日本人と付き合っても、あくまでも他人だから理解しづらい出来事なんて多々あった。

ここで大尊敬している、パートナーの話をしよう。

彼は全くと言っていいほど私に干渉しないし、「～してよ」や「～しないでよ」
と、私の行動に口を出してくることが一切ない。

例えば、彼は煙草の煙や匂いが大嫌いで、
昔は喫煙していたそうだが今は両方煙草を吸わない。
そこで、一切私の行動に干渉してこない彼に質問してみた。

「もし私が急に煙草を吸い始めたらどうする？」と。

予想では「それだけは辞めて～！」とか？って想像していたのだが
結果は…

「Akiが吸いたいならRespectoして止めないないよ。
でも身体に悪いから、Akiの身体のために一緒に本数を減らしていく努力をする。吸うことでどんな悪影響があるか毎日YouTubeで見せるよｗ」

って言われて、元から全く吸いたくなかったのに、もう一生触りたくないレベルで吸いたくなくなりましたｗ
思いやりの力ってすごい、彼にはいつも学ばせてもらっています。

彼のように相手を尊重して、いつも相手の立場に立って考えるのって簡単じゃない。

昔から人づきあいが好きで、どんな会話をしようか、どうしたらもっと他人に好かれるかを研究しながら生きてきた。

でも、これからは「何を言わないか」を大事にして生きていきたい。
言葉遣いや、言葉選びが上手な人とお話をすると憧れを抱く。

今すぐには難しいかもしれないが、発言する前に頭でよく考えてから話す余裕を持ちたい。

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