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「恋」の解説のような

自分の恋心というものが、
けっこう行方不明です。

という話をこの間、絵本カフェくうねるんでの『推しを語る会』で
話てから、そうだな、私いわゆる“燃え上がるような恋”というものは体験したことがないなぁ、
大体すっ飛ばして“大切”に落ち着いてしまうからなぁ、と思いまして、
じゃあ私の恋心っていうのは、
私ができない流浪の旅にでも出ているのかもしれない、とか考えたら楽しくて書いた詩でした。

ねぇ 今頃どこにいるっていうの?
私の 広い広い野原
歩き回る後ろ姿を見たのは
まだ草の背が幼くて

なぇ 丸くなったり 鋭くなったり
その答えの多さに
驚くより笑わせてしまう
その瞳の光を懐かしく思ってる

ねぇ どんな音の粒も 色の細部も
光と闇の純度を沁み込ませてるの
私の恋 私の恋よ

ちっとも一緒にはいてくれない
いつまでも流浪を気取っている
おかげで燃え上がるような恋は思い描くばかりで
大きく描きすぎた火は所々草を焼いてしまったよ

ねぇ 今頃どんなひとを追いかけているの
私の恋 私の恋は
誰をその瞳に逃げているの

「恋」

だから、タイトルは『恋』じゃなくて『恋心』なんじゃないかと、
今になって思っています笑


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