認知症高齢患者vs看護師


看護師国家試験に合格し働き出し、早6年経ったものの小心者溢れる秋山おさです。

病棟にいると、入院患者さんが5,60代だと若いなあと思っちゃいます。7,80代で当たり前感。
そんな高齢化とともに避けられなくなる、環境の変化や身体症状によるせん妄、不穏、認知症の悪化…。

自己抜去される抹消ライン!するりと抜かれるNGチューブ!尿道損傷必須なBa自己抜去!ごそごそゴロリ転倒転落!処置を拒否するときだけ現れる強力な馬鹿力!何回も何回も何回も同じことを言われ答えなければならない底のない虚しさ!☆…

常にマンパワー不足でごはん早食いして休憩を切り上げる毎日な看護師にとっては、こういった認知症やせん妄の患者さんの看護は本当に手がかかって途方に暮れます。
「ああ、記録全然終わってないのにナースコールが止まない…」「家に帰らせてって言われても、自宅退院できるならぜひそうして頂きたい…」と闇を抱えてしまいます。

その闇を強制的に振り払うため、昼夜逆転予防やいい睡眠がとれるよう日中の活動を促してますが、闇が濃い場合、薬剤を使います。
しかしこの薬剤が曲者。
薬を盛ればいいってもんじゃないが、どうしても頼りがちになってしまう現状。

『え、薬で患者さんをコントロールするなんて非人道的だわ、ひどいわ!』

そうかもしれません。
でも当の看護師がこんなジレンマを抱えてないわけがないでしょうはい。
本当だったら徘徊に付き合って散歩できたり、本人のペースで離床できたらいいに決まってる。ゆっくり話も聞きたいし、コミニケーションがとれたらいいと思ってる。
本当に思ってる。

でも看護師はチームとして組織として動いてるので、自分一人でやりたい看護ばっかできないし、自分一人だけがしてる関わりなんて援助ならない。24時間交代しながら365日チームで看護を提供してる分、皆で同じ看護ができないと意味がない。
矛盾のスパイラルトルネードぼっとん。

なかなか思うようにいかないことばかりで、勢いにまかせて書いてしまいました。
どうしていったらいいか、まだまだ検索していきます。

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