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4月5日


母が心臓のカテーテル手術を受けるらしい
あんなに、いかつくて強そうな母だが
もともと心臓が意外と弱いらしく
コロナの時期くらいから
時々体調を崩して寝込んだりしていた
人は見た目によらない

母は肝っ玉母ちゃんという感じで
大雑把で合理的。
私が子供の頃はよく
小さくて細くて髪の長い女らしい
友達のお母さんをみて
へー!こんな"お母さん"もいるんだ
と思ったりした。
そう、たいていそういうお母さんは
ママ と呼ばれているが
うちの母は全然ママぽくない
母ちゃんとかお袋とか、もはや父ちゃん
の方がしっくりくるかもしれない笑

そんな母は
歳をとってなお丸くなることはなく
会いにいくといつも政治などに対して自論を展開している。よく本を読み知識を吸収し地味に色々アップデートしている。
とにかく口の達者な社会派ババアである。

社会派ババアが、そうか心臓か。
少々心配ではあるが、
日々の体調不良がなくなるなら
突然の事態へのリスクがなくなるのなら
その方がいいのだろう

4月6日の大安の日に
近くの神社に息子を連れてお参りにでも行こう


さて、うちの息子はというと
帰宅するなり
「ねえまた!この前の子が
俺だけ仲間に入れてくれなかったんだよ!
だから先生に言って先生がその子に言ったらさ
『僕が作ったレゴなんだから誰が遊んでいいかは僕が決めていいはずだ』て言ったんだよ。
だからもう先生にも、他のことして遊ぶ方がいいよって言われたんだ」
とのこと

ふむ
なかなかの頑固ジジイ(小1)あらわる

そんなこと言ったって
そのレゴは学童ので、お前んじゃねえし
みんなで遊ぶために学童が用意したレゴなんだから
そんな理屈は通用しない
何より、なんであの子は良くて息子は遊んじゃダメなんだ言ってみろ、理由をいえ。さあ!

と私ならすぐに言ってしまうだろうが
そうならない息子も先生も大人だなと思った

そうそう
大事なことは
戦わないこと。

私が約40年かかって悟ったことを
普通にできてる息子
頑固ジジイ(こども)とは一戦交えず
サクッと切り替え別の遊びを始めた我が息子

「すげーなお前かっこいいな」
とだけ伝えておいた。

みんな大人だなー
私ならついつい口が出てしまう
なんてったって
母の娘だから。

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