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期待しない・適度に距離を取る

最近はおかげさまで、今後の仕事についてありがたいお話を複数いただいております。

しかしながら、実際に形になって表に出るまでは、どうなるかわからないのがこの業界の常なので、あまり過渡の期待をせずに、果報は寝て待て精神で待っていたいと思います。

そんなわけで、最近の私の処世術は「期待しない」「適度に距離を取る」ということです。

これまでよいお仕事のお話をいただいたものの、「なかったこと」にされてしまったことが何度もありました。

怒ったり泣いたり抗議したりして、その状況が変わるのなら、いくらでもやりますが、一度決定した事実をひっくり返すことはできません。

自分の力ではどうにもならないことには、執着しないようにするしかありません。

代わりに、自分にできることに力を注ぐしかありません。

今の自分は昔とは違い、ひとつの仕事にだけ期待や執着をしないようにして、チャンスをなるべく多く持つようにしています。

ひとつのチャンスがうまくいかなくても、別のチャンスがあるから心を保てるようにしています。

クリエイター業界は本当に水物で、企画倒れしてしまう案件もあれば、何年もかけて準備したソシャゲがわずか半年で終了してしまうこともあります。

もしその仕事ひとつだけに情熱の全てを注いでいたら、失敗した時には、心が折れてしまうことでしょう。
(実際、心が折れて何年も書けなくなりましたし)

また、クライアントや仕事先に自分と合わない人がいたとしても、大手企業だからとか、自分の夢がかかっているからとか、生活費がかかっているからとか、そんな理由で自分が執着をしているせいで、嫌な目に遭っても我慢してとどまるかもしれません。

そうやって、我慢しているうちに、心が病んでしまうかもしれません。

そうならないようにするためにも、仕事先に期待させるようなことを言われても期待をせず、その案件がぽしゃったとしても平気なように、別のチャンスをいくつも用意しておくことが大切だと思います。

自分の心を守るため、自分を守るためにも、ひとつのものに期待や執着をしすぎず、適度に距離を取っておく方がより生きやすくなると思います。

夢を叶える方法はいくつもあるので、ひとつうまくいかなくても、他でうまくいくように、いくつもの道をつくっておいた方がよいです。

また、他にも道があるということを知るためには、見識を広げる必要があるので、いろんな人と交流したり、アンテナを張り巡らせたりした方がよいです。

古代ギリシアの哲学者エピクテトスも「自分の意志ではどうにもならないことは悩まない」と言っています。

世の中には自分の力ではどうにもならないことはたくさんあります。

だから、チャンスをいくつも持たなければいけません。

同時に、チャンスをつくれるようなバイタリティー(体力や活動)、チャンスがなくなっても折れずに腐らないメンタルも持たなければいけません。

そうした強いメンタルの持ち主こそ、チャンスや夢を実現するのだと思います。

自分もそうなれるように日々仕事だけではなく、運動もしていきたいと思います。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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