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マニュアル車から見た風景

昨日は夫と2人
買い物がてらドライブへ  
  

息子達も大きくなり
 友達と遊ぶから
 家でやる事あるから
と最近はついてくるのも半々 
  

ついこの間までは考えられなかったけど
中学生と小学校高学年にもなると
また一つ親の手から離れるんだなぁと
感じている次第です。

ここ一年ほど調子の悪かった夫  
  

自分と向き合い
夫婦で向き合い
人生と向き合い
一緒に話したり考えたりして
やっと他人から夫婦になれてきたのかなぁと。
  

 
そんな夫のこだわりで
我が家はマニュアル車
  

マニュアルで免許は取ったけど
運転が好きなわけでもなく
実家帰省の時にオートマ車を
運転するくらいの私にとって
  
 
マニュアル車の魅力が全く分からず
何度車で喧嘩になった事か…
半ば諦めて今に至っていた。
 
 
夫の不調から
車を走らせない日がしばらくあり
 無駄でしょ!手放してよ!!
と言い放つことを躊躇する私がいて
 

 免許マニュアルで取ったんだから!
ともしもの時に備えて
1ヶ月くらい前から練習している。 
 
 
夫より運動神経は良い自信はあるけれど
ほぼペーパードライバーの私にとって
そう簡単には乗りこなせるようにはならず
苦戦中…
 

昨日は夫の運転する助手席で
無意識に動くシフトチェンジの手足を見ながら
イメトレしていました。
 
 

しばらく走りながら
一直線に続く道を眺めていたら
突然脳裏に戦時中の
飛行機乗りの画像が浮かんできた。 
  

というのもその日の前夜
姉とのLINEで 
  

調べたご先祖様のことを
戦後生まれの叔母さんに話したら
戦前生まれの叔父さんに話した時とは
全く違う反応で
兄弟でこんなに違うんだとショックを受けた
という話を聞いていたからだと思う。  
  

想いは人それぞれ
そういう現状があったということを
人生の先輩に敬意を払いながら
粛々と受け入れるだけなんだろうなぁと
姉妹で共有したのでした。
  

だから想いが馳せたのだろう。   
 

造りも今とは比べ物にならないくらい
良いとは言えなかっただろう戦闘機を
何度も何度も訓練して
体の一部の様に動かせる様になる
しかも命をかけて…と思ったら

マニュアル車に右往左往している自分…
今の便利さってなんなんだろう
と思ったのでした。
 
 
便利になることは良いことだけれど
そこに乗っているたくさんの想いを
私も含めて使い手は
知ろうともせずに使っているなぁ…
薄っぺらいなぁ…と
 
 
夫がギアを入れ替える時の
車のシフトチェンジ音を聞きながら
思ったのでした。 
 
 
気付きながら丁寧に積み重ねて
生きたいと思いました☺️

 


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