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メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種とⅢ種を受験しました

2022年11月6日にメンタルヘルス・マネジメント検定のⅡ種(ラインケアコース)とⅢ種(セルフケアコース)を併願受験してきましたので、受験のきっかけや、受験までの道のり、結果について書いてみたいと思います。

メンタルヘルス・マネジメント検定®とは?

メンタルヘルス・マネジメント®検定試験のサイトに詳しく説明がありますので、詳しくはそちらからご確認頂くのが良いと思いますが、次の3つのコースがあります。

  • Ⅰ種(マスターコース)

    • 対象:人事労務管理スタッフ、経営幹部

    • 目的:社内のメンタルヘルス対策の推進

  • Ⅱ種(ラインケアコース)

    • 対象:管理監督者(管理職)

    • 目的:部門内、上司としての部下のメンタルヘルス対策の推進

  • Ⅲ種(セルフケアコース)

    • 対象:一般社員

    • 目的:組織における従業員自らのメンタルヘルス対策の推進

なぜ受験しようと思ったのか

メンタルヘルスやレジリエンスの分野で何か社内で貢献できないかと考えていたのですが、キャリア開発とメンタルヘルス対策の専門チームが会社で立ち上がり、私はそのチームにコントリビューターとして参加することになりました。

チームでセルフケア研修が主催出来るようになるといいね、という話から、近い将来、自分たちで講師を担当できるようになることが望ましい状況があり、予め基本的な知識は身につけておきたいと思ったのが受験の動機となっています。

受験までの道のり

受験までの流れを書いてみると、次のような感じでした。私よ、いつものことだけども、ちゃんと計画しなさいよ。

7月30日 Ⅲ種の公式テキストを購入し、そっと傍らに置く
9月11日 11月の受験申込期限を過ぎてしまったと思い、3月受験に向けて心を整える
9月12日 11月の受験申込期限を過ぎてないことを教えてもらい、尻に火がつく
9月20日 受験申し込み(Ⅱ種及びⅢ種)
9月20日 資格の学校TACのメンタルヘルス・マネジメント®検定試験 Ⅱ種対策講座申し込み
9月26日 Ⅲ種の過去問題集を購入
10月11日~ セルフケア研修向けの資料作成
10月27日、28日 セルフケア研修開催
11月4日 Ⅱ種の過去問題集を購入
11月6日 メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種とⅢ種受験

試験に合格する前にセルフケア研修を開催してしまっており、順番が逆になってしまったのですが、研修資料の内容は然るべき資格を持つチームのメンバーに事前に見てもらっていますので、受講した方は安心してください。

どうやって勉強したのか

さて、尻に火がついたのは良いとして、具体的にどうやって勉強したのか、です。まず一通りⅢ種の勉強をして、その後でⅡ種の勉強を始めました。

Ⅲ種:

Ⅲ種の過去問題集を1回通して解いてみたという頃合いでセルフケア研修の開催&講師を担当することが決まったので、自分が講師を務めるなら、資料も自分で作らないと話せぬと思い、研修の資料をゼロから作る、ということに着手しました。
研修の資料は基本的にⅢ種の公式テキストの内容に沿うように作成したので、公式テキストを読む ⇒ 要点を資料に反映、という作業を行うことになり、また、相応な時間をかけたため、この段階でかなり知識が定着したと思います。
大分テキストも読み込みましたので、Ⅲ種についての学習はこれにて完了です。

Ⅱ種:

そもそも、Ⅱ種とⅢ種を併願申し込みするという調子をこいたことをしでかしてしまっているので、Ⅱ種については最初からどこかの対策講座の力を借りることを考えていました。
以前別の講座を受講していて良い印象を持っていた資格の学校TACにⅡ種の対策講座があったため、試験と同時に申し込みました。

対策講座の教材として、次の2つが提供されています。

Ⅱ種の学習としては、TACのウェブ通信講座の動画視聴と、教材の『スッキリわかる メンタルヘルス・マネジメント(R)検定試験 II種ラインケアコース テキスト&問題集 第2版』(以下、「スッキリ」)を中心に学習を行いました。
腰を据えて学習を始めたのが、試験まで残り1週間というタイミングになってしまったため、「スッキリ」に的を絞って勉強する!と心に決め、Ⅱ種の公式テキストはほとんど開くことがありませんでした(Ⅱ種の公式テキストは、新品と見紛うほどの美しい状態で私の手元にあります)。

総復習と理解のムラを無くす目的で、試験の2日前に急遽過去問題集を購入し、1回通して解いてみた時点で学習としては時間切れとなりました。

試験当日

10:00~Ⅱ種の試験開始ということで、学習の仕上がり具合から、気持ち的にはⅢ種から開始して欲しいところですが、致し方ありません。

私は30分前には会場入りして直前まで必死に「スッキリ」に目を通しておりましたが、私の隣の席の紳士は、直前にテキストを開くわけでもなく、只々30分静かに座っているという落ち着きっぷりでした。果たしてあの紳士は何者であったのか。

さて、試験時間はⅡ種及びⅢ種共に2時間でしたが、どちらも一通り回答をマークした後で、最初から最後までゆっくり見直す時間をとっても十分に余裕がありましたし、これ以上粘っても自分の中から何も絞り出せるものがないので、途中で退出して試験終了となりました。

受験結果

試験結果は、2022年12月9日にWEBで照会が可能になったため、確認してみたところ、Ⅱ種及びⅢ種共に合格しておりました。

学習してみて

今回、調子をこいて受験勉強としては全くもって落ち着きのないことをしてしまいましたが、もともと心理学に興味があるので、内容は興味深く学べ、あやふやに理解していたものの理解が深まったものもあり、個人的にとても有意義でした。

また、Ⅱ種とⅢ種の併願についてですが、学習が必要な範囲が重複している箇所があるため、併願することで効率的に学習できたような印象があります。Ⅱ種とⅢ種の両方を受験することを考えている方は、併願を検討されても良いかもしれません。学習時間は、Ⅱ種とⅢ種合わせて、50~60時間というところだと思います(研修用の資料作成時間も含めてなので、純粋に試験勉強のみに特化した場合はもう少し少ない時間数で対応できそうです)。

社内研修のために作成した資料についても、必要に応じて都度ブラッシュアップして、セルフケアの重要性を認識してもらえるように定期的に研修を開催してみようかな、と考えています。

Ⅰ種(マスターコース)の受験は、どうしようかな、論述問題あるらしいしな・・・。


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