渡邉明弘

青木茂建築工房で修行→独立して既存の再生に特化した建築設計事務所を設立。実績はHPに掲…

渡邉明弘

青木茂建築工房で修行→独立して既存の再生に特化した建築設計事務所を設立。実績はHPに掲載中。コメント大歓迎です!

マガジン

  • 渋谷日記

    日々の記録です

  • AWAについて

    AWAの考えやメンバーのことを語って行く予定です

  • 一級建築士試験でやったこと

    学科・製図を一発で合格した時にやったことをシェアします。資格は効率よくサクッと取って、本来やるべき事に集中しましょう☺︎

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高学歴のコンペキラーじゃなくても独立する方法

※一定の購入数ごとに価格UPしていきます。 建築家になりたい。仕事は覚えたから独立したい。 でも、自分なんかが独立してやっていけるのだろうか…。 多くの建築学生・社会人が一度は考えますよね。僕自身も何の変哲もない地方の大学生だったのでよく分かります。 それから10年ちょっと経って、今は渋谷に事務所を構えてスタッフ2人3人に業務委託・バイトを数人ずつと建築を作れるぐらいにはなってきました。まだまだですが、少しずつ自分達が作りたいと思う建築を作れる環境が見えつつあり、それな

有料
550
    • 240519.SAT〜240524.FRI

      今週から、週刊ビル経営へのコラム連載が再開した。技術論に偏って技術屋みたいな見られ方をしてしまった前回の連載を反省して、できるだけ建築論として書くことを課してみたい。 初回は、先日竣工した<ウィンド小伝馬町ビル>を取り上げる。丹青社が始めた中小規模の古ビルを再活性化するR2という活動の一環のプロジェクトだ。都心の幹線道路沿いという立地を、耐震化へのハードルではなく建築を都市と接続させるチャンスと捉える視点を書いてみた。 丹青社へのインタビュー記事も載せると記者から聞いていたの

      • 240514.TUE〜240520.MON

        Aビルは17回目の現場定例。施主から、居ながらのテナントから色々と要望が出ている旨を聞く。構造の補修、電気設備は盤の仕様や既存利用/新設の判断、メーターの有無や配線ルートを決定するよう現場から依頼される。機械設備は空調機と全熱交換器の納入仕様書や施工計画書を受領する。設計図書と能力が異なる上によく見ると品番と階数がズレているように思え、読み違えていないかよく確認する。 Lビルは7回目の現場定例。構造躯体の補修について、AWAが提示した部分に加え、施工側から補修したい箇所の提

        • 240507.TUE〜240513.MON

          帰国して仮眠を取った後は、16回目のAビル現場定例へ。 EVの内装仕上げ、SDの鍵などの決定事項を施工会社に提示。隣地で進行していた解体工事で破損したガラリは既存と同じ仕様で復旧し、先方に請求することにする。その他、溜まった双方の宿題は5ページになった。決め事や調整が溜まってきている。 Lビルは6回目の現場定例。外壁下地補修の費用感が出てきた。予算との兼ね合いがあるので内部の躯体補修にかかる費用と合わせて今月の最後の定例で決定することにする。内装は、詰所や会議室に使っている

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        記事

          240428.SAT〜240506.MON

          連休の振り返り。 4/27土 昨日の講演を振り返りながら、インドネシアのビザを申請。しばらく行けなくなるのでゴルフにも行っておいた。 4/28日 昔の同期と熱海まで温泉へ。財閥系の一流企業に転職したものの、レベルの高さや仕事内容の変化にストレスが溜まっているみたいだった。岩盤浴で1時間半以上も爆睡している彼をおいて1人カレーを食べる。 4/29月 カーシェアを運転して妻と浜松に遠征。目的は彼女の上司の結婚式。両親ともクリスチャン家庭で育ち、通っていた教会も隣同士という偶

          240428.SAT〜240506.MON

          240420.SAT〜240427.SAT

          Aビルの現場定例。既存の外装材の撤去が進んで、外壁の躯体の状況が分かってきた。新築時に、アルミパネルを施工するために躯体をハツった箇所が出てきた。予想を超えて補修が出そうだし、凸凹した既存躯体と平滑な新規外装材がどんな風に対比されるかよく検討しないといけなそうだ。新設する外装材のモックアップや塗装のサンプルを見ながらそんな事を考える。 Lビルは今週の現場定例でようやく外壁調査の結果が出てきた。内装工事もかなり進んでいるので、構造設計者に同席してもらって全体的にチェック、補修

          240420.SAT〜240427.SAT

          240413.SAT〜240419.FRI

          今週から事務専用のスタッフをつけ、少しずつ作業をやり始めて貰っている。まずは簡単な雑務からルーティン化して巻き取ってもらいたい。スタッフとしても事務方に頼みたい作業はたくさんあると思うが、まずは僕の時間を作らないと。 Aビルは総合定例で工事の進捗を共有し、現場の状況を見てもらう。別日に施主と現場近くの会議室で打ち合わせして、サッシ図やエレベーターの仕上げの最終確認を済ませる。設備は発注期限が迫っていると現場からリマインドされた項目について、設備事務所と打ち合わせ。結論を確認

          240413.SAT〜240419.FRI

          240408.MON〜240412.FRI

          満開だった並木橋交差点の桜がもう散っている。暖かい日も増えたしすぐに暑くなるのだろうか、なんて思いながら出社。 事務所の近くに新しいお店ができたので、スタッフを連れてランチ。シンガポール料理のお店らしく、ローストチキンとタイ米の素朴なセットが店主らしいお店。 今週はWビルの竣工写真が完成したので写真家の堀田貞雄さんが納品に来社。提案してくれた、向かいのビルの屋上からのアングルがとてもいい。都心の幹線道路に面する立地条件、足し算と引き算による耐震化で都市と繋がる開かれたプロジ

          240408.MON〜240412.FRI

          240330.TUE〜240407.SUN

          今週から新年度。事務所前の明治通りは桜が満開。月初恒例の作業として、外注費や給与の振込処理を済ませ、領収書などと合わせて会計データを税理士に共有。元々は本業の合間にやっていた作業なんだけど、いつの間にか丸一日かかるようになってしまった。後回しにしていた事務スタッフにお試しで入って貰ったところ、簡単な作業や窓口を任せるだけでかなり助かった。という事でGW前には本格導入することに決めた。 協会けんぽから生活習慣病予防検診の案内が届いたので中身を確認。今年は35歳以上のぼくに加え

          240330.TUE〜240407.SUN

          240323.SAT〜240329.MON

          Lビルは工事請負契約が締結され、いよいよ着工。着工会議には施主の担当者が来てくれ、AWAからは僕の他にリーダーとアシスタントの3人で出席。現場からは営業担当と現場所長が出席したが、4月から若手2人が加わるとのこと。数日前に「常駐は若手ひとりで他にベテランの統括が着きます」と聞いた時は、単なるリフォームの延長だと思われていそうで危機感を感じた。強く言わなかったけれど、こちらの反応をみてすぐに体制を充実させてくれたみたいでちょっと安心。こういうのは本当に要注意だ。 建築の再生は、

          240323.SAT〜240329.MON

          役割の分担

          3月も最終週。年明けから取り入れたチーム制が回り始め、同時に課題も見えて来た。整理すれば①チーム内の確実なコミュニケーションと役割分担、②事務作業のルーティン化とアウトソースだ。 コミュニケーションの課題は、出張や現場が増えて報連相が遠隔になったことと、組織の階層が増えて報連相の数が増えたことにどう対処するかだ。 去年のように隣の人にちょっと話しかけるといったコミュニケーションが出来づらくなり始めているので、ちょっとしたすれ違いや勘違いをするとリカバリーに時間も労力もかかる

          役割の分担

          仮説の構築と検証を、より早くよりクオリティ高く

          3連休明けの初日は、朝8時の現地調査からスタート。調査メンバーは今日のまとめを終えたら、明日に備えてみんなさっさと帰宅。 修行時代のぼくとは随分ちがう働き方になった。当時は早く仕事を覚えたくて、土曜も含めて朝9時から終電まで図面を描きパースを作っていた。その甲斐あってか色々あって5年目に退職する頃には「とりあえず一通りのことはできるかな」と思えるようになっていたし、今ではありがたいことに少しずつ仕事が増えたり専門誌に作品を発表したりできている。そう考えれば多くを捧げた修行の

          仮説の構築と検証を、より早くよりクオリティ高く

          テーブルを広げること

          テーブル理論というものがある。モノで溢れかえったテーブルを整理してもそのうちモノが増えてくるのでテーブルのサイズを倍にしてみたら、何故かモノの量も倍になってしまう。逆にテーブルのサイズを半分にしたらモノの量も半分になる、という話だ。西沢立衛さんが、この理論は容れ物(テーブル)と内容物(書類の山)の関係一般に当てはまるのではないか、つまり容れ物を増減させるとそれに合わせて内容物も増減するのではないか、という面白い考察をしている。 この理論を今のAWAに当てはめるなら、仕事とスタ

          テーブルを広げること

          インターン/アルバイト募集

          という事で、いまAWAで働いてくれているメンバーの1人が栄転するため、新たな人材を募集します! 募集人数 ・1名 応募資格 ・特になし 業務内容 ・設計補助(模型、CGの制作など) ・調査補助(実測など) ・プレス作業(内覧会の準備・運営補助、プレス資料の作成など) ・事務作業(領収書のスキャン、簡単な事務所作業など) 期間 ・3ヶ月〜 ・週2日程度の頻度 勤務時間 ・1015〜1845の中で4h程度〜/回 ※授業と重複しないよう、◯曜日は◯時〜◯時のような調整の相

          インターン/アルバイト募集

          菊と刀

          第二次大戦中のアメリカが、日本人の人生観を分析した本です。 何百年もハラキリという文化が続き、戦時中はカミカゼとかいう自爆テロを発明したジャパン。そんなヤバいやつらを相手に、どうすれば最小限のリスクとコストで降伏させ、また帝国主義から転換させられるか? できれば皇居空爆(降伏がもっと遅かったら実行されていたのかも)は無しで決着を付けたいし、終戦後の国家運営は日本人達でやって欲しい。アメリカとしてはソ連との競争で忙しくなるからね。日本国民が「欲しがりません、勝つまでは」なん

          採用の経緯と理由

          今年度で初めて新卒を採用した。今回の採用を通して少し考えたことを整理してみたいと思う。 事務所を開設してから数年が経ち、昨年あたりから仕事の数・規模・難易度が目に見えて拡大してきた。心からありがたい一方で、今の人数ではとても責任を持ってやり切れなくなるのは時間の問題だと思っている。事務所を組織化して戦力をアップさせないと、せっかく依頼してもらった仕事をこなせなくなってしまう。 同年代の仲間に即戦力として協力してもらう方法もあるのだけれど(実施、いくつかのプロジェクトはそうし

          採用の経緯と理由