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小さな変化

行動変革ナビゲーターを自称しているので、日々「変化すること」については敏感である。私自身、3年前の57歳のモヤモヤの時期から、とにかく変化しようと勤めてきた。今も変化や変革について勉強する日々である。

よく定年間際になると、やれ転職だ、やれ起業だと煽る意見も多いが、そんな変化は大きな変化すぎる。一大決心をしないとそんな変化はできない。かと言って何も変化せずに現状維持のままだと、人生を無為に過ごすことにもなりかねない。

私が思うに、いきなり大変化をするのではなく、中くらいのレベルの変化を計画し、それを目標に小さな変化を繰り返し、自信がつけば中くらいの変化にトライしていけばいい。なぜなら、終身雇用でずっと同じ会社で定年まで働くような人は、ほとんど変化してこなかっただろううし、今更大きな変化をせよと言っても無理である。だからまずは小さな変化をして成功体験を積み重ね、徐々に体を変化する体質に変えていくのがいいと思うのである。

小さな変化はほんの些細なことでいい。例えば、
・日々の通勤ルートを変える
・入ったことのないお店でランチを食べる
・いつもは行かないお店で買物をする
・普段読んだことのない雑誌や本を読む
・昔の友人に連絡をとってみる
・X(ツイッター)やインスタを始めてみる

これらはそんなに苦も無くできるし、第三者が絡むこともないからハードルが低い。脳への刺激にもなる。こうした「ちょこまかした変化」を継続していくと、だんだん変化に対する耐性が身についてくる。

私も57歳でモヤモヤしていた際、これは何かしなければ駄目だと思い、いきなりリアルの読書会に参加した。その手の趣味サークルは初めてで、会場に入る前はとても緊張したが、「変化するためには超えなければならないハードルだ」と自分を鼓舞し、アウエー気分で乗り込んだ。

結果、読書会の主催者も参加者もみんな優しい人たちばかりで、心配は杞憂に終わった。そして3年経つ今でも楽しくこの読書会に参加していて、まさにサードプレイス状態となっている。あの時挑戦して良かったと心から思っている。

この手の変化は私的には「中くらいの変化」の部類だが、いきなりこうしたものに挑戦しなくても、上記のような「ちょこまか変化戦法」をとっていけば、そのうち中くらいの変化にも意欲がでると思うのである。


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