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悪夢の中にさす光

私は毎日普通に生きているように見えると思う。そう見えるように努力しているからだ。でも実際は普通に生きているんじゃなくて、恒常性に犯されてるだけ。毎日思考停止でとりあえずいつもと同じ行動をしなければ、私は永遠に家から出ることができない。そこに感情を挟むとろくなことはなくて、途端に「生きている意味」とか「死なない理由」を求めてしまう。

私が恋愛の記事を書くと幸せそうで羨ましいと言われる。
でも、彼から受け取る幸せは「超不幸」中の「超幸い」みたいなところがあって、あくまで「超不幸」が日常のほとんどなのだ。
だから、いくら他人に羨ましがられたい私でも、「超幸い」の時期だけにフォーカスされて羨ましがられるのは御免だ。

彼は多分私の「超不幸」とともに歩く覚悟ができている。自分が与える幸せが、その「超不幸」を穿つ程度だとしても、ほんの一瞬でも笑顔が見られて良かったと思ってくれるだろう。でもそれは本当はとても難しいことで、楽天的な彼にも打ちひしがれる日はあるかもしれない。私が笑った途端に怒ったら、せっかく笑わせたのに!と悲しくもなるだろう。
でも双極性障害とはそういうもので、一生付き合っていかなければならない。
最近は、それを私より彼が、理解してくれている気がする。

悪夢を見た夜、ハッと起きて絶望しても、隣に眠る彼の腕をギュッと掴むだけで忘れられる。
手を掴まないとしても、眠る横顔を見るだけで心のざわざわは落ち着くし、この世も悪くないと思える。
そして何より素敵なのは、彼が無意識に手を握り返してくれたり、頭を撫でてくれる瞬間があること。
その度に私は、幸せを際立たせるデフォルトの不幸も悪くないなぁ!と思うのです。

あ、こういうことばかりフォーカスして書くから、羨ましいと思われるんですね。
私の彼氏は素敵だけど…自重します😌

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