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正社員派遣/常用型派遣として働いていました

2022年1月末日に2年7ヶ月勤めた派遣会社を退職した首都圏在住の31歳男性です。備忘録を兼ねて書きます。

【経歴】

早慶文系修士課程を修了後、公務員試験受験を含めて就職浪人→修了1年後に制作会社に入社して営業ときどき制作関係→2年半後に退社→数ヶ月間は語学留学で1ヶ月半英語圏に行ったりバイトしたり→派遣会社に正社員待遇で入社して2年7ヶ月勤務→今日に至る

【なぜ正社員派遣になったか】

「営業の仕事があまり肌に合わず、どちらかといえば制作(特にライティング)や事務仕事向きだった」ということで留学から帰国後に制作系志望で転職活動を始めたのですが、そもそもの求人が少なかったことも含めて撃沈続き。そんな中で「正社員派遣だったら制作系も含めて希望していた仕事に巡り合える可能性がある」「キャリアの仕切り直しとしてオススメ」みたいな話を聞いて派遣会社の面接を幾つか受け、その結果、現在の勤め先から内定を頂いて働き始めました。

ちなみに今日まで所属していた派遣会社は業界最大手の技術者派遣会社でしたが翻訳や一般事務、カスタマーサービス系など事務系職種の案件も少なからず取り扱っていて自分みたいな事務系職種出身者や文系新卒の子にも少なからず内定を出していました。自分がこの派遣会社から内定が出た理由としては当時の自分がTOEIC700後半持ち、かつ前職でライティング系の仕事もしていたことが大きかったかと思っています。

【仕事内容】

旧国営通信会社とそのグループ企業の各社内で使用されるマニュアルやレポートの執筆や更改、英訳をやってました。就業開始から半年は就業先通信会社のオフィスに毎日出社していましたが、コロナ禍になった2020年春から退職まではリモートデスクトップを介す形での在宅勤務でした。在宅勤務開始以降でオフィスに出社した日数は10日にも満たなかった記憶が。

【転職の経緯】

今月まで担当していた仕事が悪い意味でルーティンワーク化してきてスキルアップ面でも頭打ちになってきたので「業務幅、スキル幅を広げたい」と昨年初秋に就業先の変更を会社に願い出て担当営業に一緒に案件を探したのですが、希望条件に合った仕事がちょうど見つからなかったため思い切って別会社への転職を決意しました。転職活動を本格化させたのは11月に入ってからで、数社との面接を経てクリスマス後に転職先からの内定通知が出ました。

【今月までの仕事・職種で良かった点】

①基本的には自分の担当領域さえこなしていれば良い

正社員派遣を含めた派遣社員のメリットはこれに尽きます。ぶっちゃけ言うと、〆切までに一定のクオリティ以上の成果物さえ出せば良いのです。なお今月までの就業先は人間関係的な評価が悪くなかったりやらかし的なことをしたりしなければ基本的には何でもOKな雰囲気で、私は空いた時間を利用して資格の勉強をしたり家事をしたり、時には"趣味"に勤しんだりしていました。

②スキルアップ関連の支援が充実していた

所属していた派遣会社が資格取得報奨金制度や年5000円の書籍代支給制度などを導入していまして、それを利用してTOEIC840、英検準1級、ITパスポート、情報セキュリティマネジメント、情報セキュリティ管理士を取得しました。折角だったので英検1級と技術英検の勉強もすれば良かったかなぁ。ちなみに入社前に持っていた資格は先述したTOEIC700点台後半とAT限定の自動車免許のみでした。他の派遣会社でも大手だとその手の支援が少なからずあるみたいです。

【今月までの仕事・職種で悪かった点(転職の原因も含む)】

①"その時の需要と供給にかなり左右される"職種である

この職種を卒業しようと思った最大の理由がこれです。先述したように希望している系統の就業先に確実にありつけるとは勿論限りませんし、景気や社内政治など不可抗力で仕事を失ってしまうリスクもあります。同じ職種の同僚にはコロナ禍を理由に就業先との契約が終了して自宅待機→退職推奨になってしまった人も少なからずだったみたいです。ずっと同じところに勤務できた私は非常にラッキーでしたが、社内の状況によっては今後切られる可能性がないわけでも無かったですね…。

②年収面

正社員扱いということで決まった金額の月給を頂いていましたが、月給の昇給幅が毎年数千円で年収も300万円台前半〜資格を取得しまくった年は300万円台半ばと高くはない数字でした。自炊をよくしていたことと趣味が初期投資で済むようなものが多かったことで毎月数万円ほど貯蓄/投資する余裕はありましたが、①の件を含めて今後のライフプラン的なのを考えた時に不安はかなりあったのも事実です。

なお、給与面以外はかなりホワイトな環境でした。先述したように担当領域をちゃんとしていればあとは自由でしたし上司や同僚との人間関係も良好。残業は全く無く、有給も退職までに全消化しました。今思えば"人生の冬休み"みたいなものでしたね。

【その他】

・所属していた派遣会社は良くも悪くも法律を重視する会社でした。残業が少しでも発生したら残業代はちゃんとつけてもらえる環境でしたし、有給もしっかり付与してもらえました。また、コロナ禍開始後には小さいお子様のいる方向けの特別有給休暇制度がスタートしました。一方で、同一労働同一賃金化の煽りを受けて正社員身分に付与されていた慶弔休暇が廃止されました…慶弔休暇って労基法には明記されていないんですよね。結婚しない人が増えているし「親戚が死んだ」と言って悪用する人も後を絶たないので明記されないのはしょうがないと思いますが。

・派遣会社内で派遣職を対象にした表彰が半年に1回ありまして、受賞理由が「技術士試験に合格した」「特許を取得した」「設備保守の中心を長年経験した」とかでした。同じ職種の同僚の頑張りは仕事や資格取得へのモチベーションでしたが、派遣先企業に対しては「簡単な仕事や一時的な助っ人的なのはまだしも、企画・開発や保守の中心を短くない期間で派遣社員に任せるってどうなのよ」という感情を抱かざるを得ず。日本における技術者や専門職に対する軽視の一端を見たような気はしました。

【今後】

明日2/1から正社員として東証1部上場企業の子会社で働くことになりました。コロナ含めて心身の健康関連に気をつけながら頑張ります。

なお急なライフプランの変更(親の介護、未来の配偶者の急な転勤etc.)が発生した場合は今日まで所属していた派遣会社に今後、お世話になる可能性も。次にお世話になる機会がある場合は今よりも案件に簡単にアサインして、かつ今まで貰っていたのよりも良い額面での給与を貰えるよう、スキルアップを継続していく所存です。

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