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ラジオ英会話への帰還…今週の『カムカムエヴリバディ』

3人のヒロイン(上白石萌音さん・深津絵里さん・川栄李奈さん)が織りなす、ラジオ英語講座と共に歩んだ家族100年の物語、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の第14週「1965-1976」。

時代が一気に10年進んだ月曜日。るい(深津さん)の娘・ひなた役で、新海誠監督の実娘・新津ちせさんが登場。サイケでヒッピー風ファッションが見事に似合う錠一郎、いやオダギリジョーという男。なお、『あさイチ』朝ドラ受けでは、ジョーの「働いていない」疑惑にツッコミが。

ひなたのひと夏の夏休みが描かれた火曜日。宿題をほったらかして、長期の休みを満喫するひなたでしたが、案の定、残り数日となって追い込まれ。手伝ってくれた親友の一恵(清水美怜さん)と、傘のお礼に来た同級生・小夜子(竹野谷咲さん)。なお、店番をさせても役に立たない錠一郎(笑)。

茶屋の娘役で安達祐実さんが登場した水曜日。近くに映画村が出来て、大喜びで錠一郎と出かけたひなたですが、るいは何か暗い顔。金の心配か病気か…妊娠でした。ひなたに兄弟ができる設定とは意外でしたが、考えてみれば安子にも兄がいたわけで。錠一郎の作曲風のシーンも気になるところ。

大ヒット曲「およげ!たいやきくん」の影響で、回転焼きが売れなくなった木曜日。その曲を歌った子門真人風な人物として、「こわもての田中」役の徳井優さんが再登場。るいが念願のモモケンのサイン会後に出会った、謎の外国人風美少年・ビリー(幸本澄樹さん)は、まさか…。

ビリーへの想いから、ひなたが英会話教室に行きたくなった金曜日。錠一郎に相談の上、商店街の福引1等を金に変える算段。しかし、福引補助券が一枚足りず。再び瓶集めを始めたひなたでしたが、吉之丞(石坂大志さん)と争って、怪我を負い…。

心配するるいの中で、額の傷のトラウマ回想が流れる中、怪我はたいしたことはなく。錠一郎がるいの心の傷を受け止めたその先に、ひなたがるいに「旗本退屈男みたいでカッコいい」の言葉で、彼女のトラウマをさらに薄めるとは。「時代劇が大好きな女の子」設定がここに活きるわけですなあ。

さらに、時代劇好き→モモケン好き→サイン会→美少年→英会話教室→福引でラジオゲット→ラジオ英語講座に帰還!「わらしべ長者」というべきか、長い長い伏線というべきか。ともあれ、安子とるいの再会を待つ。ちなみに、福引1等が熱海なのは、オダギリさんの『熱海の捜査官』からだと推察。


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