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女優ノート『岸井ゆきのさん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は、2021年夏ドラマ『#家族募集します』に出演する岸井ゆきのさん。ユマニテ所属。

ドラマ『小公女セイラ』(2009年)でデビューした岸井さん。その後、舞台・ドラマ・映画とキャリアを積み、映画『友だちのパパが好き』(2015年)の頃には、業界の人たちが注目する若きバイプレイヤーといった評価だったと思います。

『SICKS〜みんながみんな、何かの病気〜』(2015年)の清純派AV女優役を経て、最初のメジャー作品が『99.9 -刑事専門弁護士-』(2016、2018年)。岸井さんは、主人公・深山大翔(松本潤さん)が下宿する小料理屋の常連客で、売れないシンガーソングライターの加奈子役。深山ラブ。

深山は、お金にならない刑事事件ばかりを引き受ける貧乏弁護士。ある日、実績を買われ、斑目法律事務所の所長からヘッドハンティングされる。個性的な刑事専門弁護士たちがぶつかり合いながら、逆転不可能と思われる事件に挑んでいく、新感覚の痛快リーガル・エンターテインメント。

2018年は飛躍の年。『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-』『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』の連ドラレギュラーを経て、朝ドラ『まんぷく』でブレイク。岸井さんは、主人公・福子(安藤サクラさん)の姪で、塩軍団のアイドル役。ちなみに、安藤さんと岸井さんは同じ事務所。

「インスタントラーメン」を生み出した夫婦(安藤さん&長谷川博己さん)の知られざる物語を描く。何度も失敗してはどん底から立ち上がる“敗者復活戦”を繰り返した末、二人は世紀の大発明へとたどりつく―。人生大逆転の成功物語。

恋愛依存症の主人公を演じた映画『愛がなんだ』(2019年)も評判がよかったようですが、個人的に好きなドラマ『少年寅次郎』(2019、2020年)を最後に挙げておきます。岸井さんは主人公(井上真央さん)の夫(毎熊克哉)の弟(泉澤祐希さん)の妻役。少し老け役ですが、仲良し夫婦ぶりがいい。

国民的映画「男はつらいよ」の主人公・車寅次郎出生の秘密から、戦争をはさんだ悪ガキ時代(藤原颯音さん&井上優吏さん)、そして最愛の妹さくら(落井実結子さん&野澤しおりさん)に見送られて葛飾柴又の駅から旅立つ14歳までを描く、笑えて泣ける市井の人々の物語。


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