見出し画像

幼馴染たちの夢と現実…今週の『舞いあがれ!』

東大阪市と長崎県・五島列島を舞台に、空高く飛びたいと夢見る舞(浅田芭路さん→福原遥さん)が、パイロットになるべく努力を重ね、やがて夢の飛行機作りに情熱を燃やす朝ドラ『舞いあがれ!』の第6週「スワン号の奇跡」。

スワン号のテスト飛行が無事に終わった月曜日。刈谷(高杉真宙さん)は改良の余地があると言い、部品に特殊な金属加工をすべく、舞の父・浩太(高橋克典さん)に相談することに。当初は難色を示した浩太でしたが、笠巻(古舘寛治さん)の技術で見事改良に成功。

一方、章(葵揚さん)から「彼氏も来たりして」や携帯の待ち受け画面の話を聞かされた浩太はソワソワ。父親にとっての娘の恋人問題は、朝ドラあるあるではありますね。『おかえりモネ』でも、第14週に耕治(内野聖陽さん)が菅波(坂口健太郎さん)に…。

今思い出しましたが、高杉さんって以前の事務所を辞める際に、朝ドラ『おかえりモネ』のメインキャスト役を自主降板したって報道がありました。それでもまた『舞いあがれ!』にキャスティングされるわけですから、NHKに信頼されてますね。『おかモネ』の時は何役だったんだろう。

舞が目標体重をクリアした火曜日。記録飛行の前日は炭水化物解禁ということで、部室でたこ焼きパーティ。刈谷の感動的なスピーチもあり。前夜、なかなか眠れない舞は、祥子(高畑淳子さん)に電話。翌朝、ついにスワン号が飛び立って…。

『あさイチ』朝ドラ受けでは、華丸大吉さんらが「あの角度はいい角度」と、子供の頃から見てきた人力飛行機番組の視聴経験からコメント。ゲストは、由良先輩を演じている吉谷彩子さんでした。雰囲気が全然違う、綺麗なお姉さん系でした。

記録飛行が終わった水曜日。世界記録には遠く及ばなかったものの、時間にして10分、飛行記録は3.5キロと頑張った舞。刈谷からは「スワン号をお前に任してよかった」と労いの言葉。そして部員全員で舞の胴上げ。

来年のパイロット選考会で、由良先輩が選ばれた木曜日。舞は由良を祝福しつつも、空を飛びたいという気持ちが抑えられず、「パイロットという職業」という本を手にする。

そんな舞を見かけた由良は、実はパイロットを目指していたものの、規定の身長に足りず断念したという過去を告白。規定を満たす舞に「ほな大丈夫やな」と声を掛ける由良。二人の身長差ですら、伏線だったとは!航空学校を目指し、密かに勉強を開始する舞。

航空学校に行きたいということを母・めぐみ(永作博美さん)らに打ち明けられずいた舞。めぐみの電話に出ない兄・悠人(横山裕さん)も、妹の電話にはすぐ出るという(笑)。年末は帰省しないといっていたのに、航空学校の話をする妹を見に帰ろうかなと、悠人らしい揶揄い。

クリスマスに舞は久留美(山下美月さん)と貴司(赤楚衛二さん)を集め、航空学校への夢を告白。「贅沢な悩みやな」という久留美の母は、なんと福岡市早良区在住(松藤→藤崎か)。これはひょっとして、同地を久留美が訪れるフラグでは?ブラック企業っぽい貴司の先輩の呼び出しが…。

舞が休部を申し出た金曜日。当初は難色を示していた部員たちも、舞の新しい夢を応援することに。一方、職場で“居場所”をなくした貴司に、八木巌(又吉直樹さん)が営む古本屋「デラシネ」が閉店するという追い打ち。予告の「もう限界や…」がどうなるのか?

さらに、看護専門学校の2年目の学費免除を得て、喜ぶ久留美でしたが、父・佳晴(松尾諭さん)がまた仕事を辞めてしまい大喧嘩。雨の中飛び出した久留美は、舞の家に。泊ることになった久留美の「言わんと我慢してたら、何も変われへんもんな」の言葉に、舞もついに決意。

幼馴染と言っても、その置かれた状況は三者三様で。舞だけでなく久留美や貴司もしっかり描いていて、飽きさせませんね。次週は、五島が再び登場するようなので楽しみ。


この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?