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俳優ノート『田辺誠一さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年夏ドラマ『刑事7人 season7』&大河ドラマ『青天を衝け』に出演する田辺誠一さん。妻は女優の大塚寧々さん。

阿部寛さんから成田凌さんまで、数多くのモデル出身俳優を輩出してきたファッション誌『MEN'S NON-NO』(メンズノンノ)。その第2回専属モデルとして、1987年から活動を始めた田辺さん。

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1992年には俳優業へ進出。記憶に残る最初の作品は、松たか子さん主演、岩井俊二監督の映画『四月物語』(1998年)。初々しい松さんが必見の上京映画の佳品。田辺さんは、松さん演じる女子大生が、想いを寄せる先輩役でした。イケメン。

桜の花びら舞う4月、大学進学のため、生まれ故郷の北海道・旭川を離れて東京でひとり暮らしを始めた楡野卯月(松さん)。彼女にとっては毎日が新鮮な驚きであり、冒険だった…。だが、彼女がこの大学を選んだのには人に言えない“不純な動機"があった…。

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次は宮藤官九郎さん脚本のドラマ『11人もいる!』(2011年)。田辺さんは8人もの子だくさんで、仕事はないものの、ちょっと能天気なカメラマンの父親役。元妻で幽霊役が広末涼子さん、現妻役が光浦靖子さんという設定がいかにもクドカン流。傑作。

貧乏でも明るい大家族を支えるのは高校生の長男(神木隆之介さん)。家族のためにバイトに精を出す彼は、一家の大黒柱で...ちょっと待った。10人家族のはずなのに、なぜか11人いる!?

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主演映画『ハッピーフライト』(2008年)などコメディとは真逆の、シリアスな役など幅広い演技を見せる田辺さん。最後は、主人公と対立するちょっと嫌な中学教師役を演じた『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』(2018年)。ブレイク前の森七菜さんがキーマンの生徒役で登場します。優作。

「スクールロイヤー制度」で青葉第一中学に派遣された新人弁護士・田口章太郎(神木隆之介さん)。娘が体罰を受けたと抗議をしてきた保護者に対し、田口は「あなたの行為は『威力業務妨害』にあたる」と言い切り見事に追い返すが、教務主任の三浦(田辺さん)は田口のやり方に反発する。







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