柳川穂太郎

人外と人間が幸せでいてくれたらそれでいい。病んでれてる男の子が好き。ハピエンもメリバも…

柳川穂太郎

人外と人間が幸せでいてくれたらそれでいい。病んでれてる男の子が好き。ハピエンもメリバもバドエンもなんでも好き。それでも僕らは幸せになりたい。許されるなら、ずっと一緒がいいよね。 コメント等お気軽にして頂けますと大変光栄に存じます。ぴょんぴょこ飛び跳ねながら喜びます。

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  • 愚かな魔王は美しい勇者に恋をしました

    僕たちは、ほんとうにたまたま勇者と魔王であっただけなのに。 六ペアの魔王と勇者の悲恋の始終を短編小説でしたためています。

  • #3719

    「いつまでも見ているよ。ずっとずっと。君のことを愛しているから」 ちょっぴり愛が重いケモ耳お兄さんと、達観と諦観を繰り返すボクっ娘幼女の奇妙な日常

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おやすみ、コットンキャンディー

「僕たちきっと、幸せにはなれないよ」  その声は震えていた。ぴんと張り詰めた糸が途切れてしまった気がしていた。  きっかけはいつからだろうか。ひょっとしたら、今日はこんなことがあったねえなんてさりげなく交わしていた日常の対話が原因なのかもしれないし、そうじゃあないのかもしれない。それか、あの夏に二人だけで背伸びして出掛けて、人影を恐れながら食べたコットンキャンディーがキーになったのかもしれないし、やっぱりそうじゃないのかもしれない。  青い空を眺めながらシャボン玉を吹いた

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    • ぜろばん

      「君は漸く人間に成れたのさ」  その言葉は真綿のように優しかった。  赤と青のオッドアイの瞳を甲斐甲斐しく伏せて、口元には笑みを浮かべ、いたって無害そうにそいつは言ってくれた。  カツカツと靴音が響いていた。鼻につくアルコール臭は、幾度も嗅いでいると頭の芯が痛くなってくる。新設されたばかりの病院のように手入れが行き届いている此処は、招かれた人しか足を踏み入れることを許されなかった。  ぼくはこの場所で生まれた。……と思うけれど、実際はそうじゃあないのかもしれなかった。いか

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