棚橋弘至のG1内藤戦敗戦に思ったこと

G1 CLIMAX Bブロック初戦が9月20日大阪で行われました!

メインは私的G1最注目試合、棚橋弘至vs内藤哲也でした。

結果は棚橋さんの惜敗。二冠王者の内藤さんが意地を見せた試合になりました。

私は棚橋さんに勝って欲しかった。内藤さんが試合後のバックステージで言ったように、「他は全敗でもいいから」この試合だけは勝って欲しかった。

そうすれば棚橋さんは二冠に挑戦する可能性が高くなる。そこで勝てば、一気にシングル最前線に復活出来ると思ったからです。

そんな風に思わずにはいられないほど、ファンとして追い詰められていたと思います。私はもう一度あの“強くて怖い“太陽のエースに帰って来て欲しかったのです…

エースになかなか結果が出ない。

思えばそれは、去年の春から始まっていました。


2019年1月4日、棚橋さんはケニー・オメガ選手とのイデオロギー抗争を制し、IWGPヘビー級王者に返り咲きました。

しかし直後の2月にジェイ・ホワイト選手に負けて防衛はならず。NJCは準決勝で敗れた後、4月にはニューヨークMSGでのブリティッシュヘビー王座挑戦でザック・セイバーJr.選手に敗れ左肘負傷。その後6月まで欠場し、『レスリングどんたく』シリーズは出場せず。復帰後に行われた大阪城ホール大会ではシングルは組まれませんでした。

そしてG1 CLIMAX29。飯伏さんやオカダさん、オスプレイ、KENTA選手などと名勝負を繰り広げましたがまさかの負け越し!

9月にはロンドンでザックに勝ってブリティッシュヘビー初戴冠。MSGの雪辱を果たすも、2週間後の大分大会で再びザックに負けて防衛ならず。10月、秋の両国国技館大会でもシングルは組まれませんでした。


そしてだんだんと東京ドーム大会のカードが発表される季節となり、逸材の対戦相手がまだ決まらない!という、ファンにとっては非常事態に。

ドーム1月5日の対戦相手がクリス・ジェリコ選手に決まったのは11月に入ってからでした。しかし、今年の東京ドーム大会は2日間。1月4日の棚橋さんのカードがいつまでも発表されない。なぜなんだ!

そして最終的には…棚橋弘至イッテンヨン参戦なし。

という何とも寂しい結果に😔

イッテンゴのジェリコ戦は現地観戦しました。私的にはその日のベストバウトと言ってもいいくらい良い試合でした!棚橋さんらしい“可愛い自虐”が入ったコミカルな煽りVも最高でした⬇️

ですが、結果は敗戦⤵️


では今年の棚橋さんのテーマは一体どうなるのか?と注目していたところ…

飯伏幸太とゴールデン☆エース結成!

そうか。棚橋さんと同じように、ドーム2連敗でテーマがなくなってしまった飯伏さんと2人でIWGPヘビータッグのベルトを獲って、タッグ戦線を盛り上げてくれるのもいいかも!

初めはそんな風に“キラキラタッグ無双”を期待していた私。でもそれは甘かった…

ゴールデン☆エースは2月に初戴冠を果たしたものの、コロナの自粛期間を経て、7月の大阪城ホール大会では防衛失敗。先日の神宮球場大会でリマッチするも奪還はならず。G1を前にして一旦解散となってしまいました。


一向に棚橋さんの結果が出ない!何なんだこれは!!!

という心理状態で迎えた今年のG1。初戦からまさかの内藤戦で、勝利を切望していたもののまたもや敗戦⤵️

棚橋さんも「初戦に賭けてたよ」とバックステージで語り無念さをにじませ、「内藤はきっと俺以上の努力をしてたんだと思う」とまで言ってしまって…

しかもこの試合で首を負傷してしまったそう😣

いつもなら私は、めちゃくちゃ悔しい、辛い、悲しい気持ちになるはず…なのになぜか清々しい。推しが負けた試合をすでに2回も見てしまった。

なぜなんだろう?

昨日の棚橋さんには並々ならぬ気迫を感じました。内藤さんはそれをスカさず真正面から受け止めてくれた。そういう試合が最近無かった。だから凄く嬉しかったんだと思います。

そして、棚橋さんのコンディションはとても良かったと思います。どちらが勝ってもおかしくなかった。逸材は内藤さんの技を受け切り、27分の激闘を全力で闘い切ったのです!


昨日の棚橋さんは、私の好きな “強くて怖い”太陽のエースでした!そういう棚橋さんが見れたことが嬉しくて、負けたことなんて忘れてしまっていた…。いつも勝ち負けにこだわってしまう私なのに。きっとそれだけこういう試合に飢えていたんだと思います。

推しが勝つことは一番の幸せ。でもそれと同じくらい、推しが求められること、そして全力を出し切って闘える相手がいる、ということに幸せを感じた私でした🍀








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