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シエナの夏の風物詩☆パリオ!

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.102>

今回の旅の、最終日。
迷いに迷った上、やはり、私の第二の故郷、トスカーナ(Toscana)地方のシエナ(Siena)でお世話になったエンツォ夫妻に、ご挨拶に行くことにしました。

なぜ、迷っていたかというと、ヴェローナ ⇔ シエナ間は、列車&バスを乗り継いで、往復9時間程の小旅行。(2008年7月時点)

日本だったら、日帰りでも、即・決行!なのですが、ここはイタリア。
どこかで列車やバスが、遅れたり、突然のストライキ等にあったら、
翌日の帰国便の飛行機に乗れなくなる…と、頭をよぎったから。

地球の裏側・日本からの距離を考えたら、こんな近い所にいるのだけど。
でも、一度、思い始めると、行動しないと、気がすまない私。

朝6時30分出発で、いざ、シエナへ向かいます!
ヴェローナ→ ボローニャ→ フィレンツェと列車を乗り継ぎ、
大好きなフィレンツェも、今回は通過点。
また、今度ね~。

フィレンツェから、バスに乗り、シエナに着いたのは、お昼12時を回っていました。
早速、エンツォ夫妻が待っているレストランへ、向かいました。

毎日の通勤で、何度も通り、歩き回ったシエナの街は、勝手知ったる場所。
懐かしさを感じながら、「リストランテ・ダ・エンツォ(Ristorante da Enzo)」に到着です。

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「リストランテ・ダ・エンツォ(Ristorante da Enzo)」の店内

いつもながら、暖かく迎えてくださるエンツォ夫妻と、コックのフランチェスカさん。
ありがたいです。
近況報告後、店内を見回すと、これは、パリオ(Palio)の旗ではないですか!

そう! シエナの夏と言えば、伝統的な競馬祭・パリオ(Palio)
夏に2回開催されるのですが、私が訪れたのは、7月1日。
翌日・7月2日が、1回目のパリオだったんです!
そうだった~。

奥様ソニアに、「今日は泊まって明日のパリオを見ていくの?」と聞かれ、
「私は、明日、日本行きの飛行機に乗ってます…(泣く泣く)…」(私)

イタリア料理修行中も、夏の時期は、シエナを離れていたので、まだ、パリオを、実際に見た事がない私。
「毎年あるから、また見に来れるわよ~」っとソニア。
「はい、また来ます!」。

パリオ2回目は、8月16日
パリオ前後は、シエナでホテルを取るのは、なかなか難しいですが、
近郊に滞在していたら、日帰りでも、是非、見て頂きたいお祭りのひとつです。

当日の3日前( 6月29日 、8月13日 )から、リハーサルをしているので、
時間があえば、素敵な衣装を着たパレードなども見ることができるそうですよ。

街中、パリオ色に染まっています。

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パリオの旗や、馬の模型が飾られていたり、パリオの会場となるレンガ造りのカンポ広場は、馬が走る場所に、土が入れられて、きれいに舗装されていました。

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カンポ広場
(Piazza del Campo)

シエナの夏は、パリオの時に、気温が2~3℃上がると言われる程、熱気溢れるお祭り。
是非、一度、このかんぽ広場で、見てみたいです。



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