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老舗チョコレート屋「アンティカ・ドルチェリア・ボナイユート」@モディカ

<イタリア旅行記(2013年 シチリア横断)no.98>

バロックの町・モディカ(Modica)には、世界的に有名な老舗チョコレート屋さんがあります。
こちらも、是非、訪れておきたい場所で、その為に、この旅でも、モディカに足を伸ばしたと言って良いほど。

大通りの角に看板を発見!
「アンティカ・ドルチェリア・ボナイユート(Antica Dolceria Bonajuto)」です。

お店の看板

この細道の奥にあるようです。

「アンティカ・ドルチェリア・ボナイユート」

ボナイユートのチョコレートは「古代のチョコレート(Cioccolato antico)」と呼ばれていて、アステカ時代の伝統的な製法で造られ、材料は、カカオと砂糖のみ。
カカオバターや、乳化剤などは入りません。

練り合わせ作業も短時間で行うので、滑らかな舌触りにはならず、
さらに、砂糖の粒を残すよう低温処理されているので、舌に残るようなシャリシャリッ、ジャリジャリッとした食感があります。

いつも食べているチョコレートとは、かなり違うので、初めて口にした時は
「あれ?」と思うのですが、段々と、それが美味しくなり、クセになっていくのですよね。

そして、暑さに強いのも、特徴のひとつ。
真夏の、灼熱の太陽の下のシチリアでも、持ち歩いても溶けないので、お土産としても重宝します。

この「モディカのチョコレート」は、シチリア島内ではもちろん、
イタリア全土、また、世界中のチョコレート好きに愛されているチョコレートなのです。

さあ、店内に入りましょう。
最初の印象は、まるで、調剤薬局のようなクリーンさ。
とても和やかで、落ち着いていて、居心地の良い空間というイメージ。

カカオの香りが感じられ、棚には多くのチョコレートか置かれているのを見て、チョコレート屋さんだと認識できます。
この「モディカのチョコレート」を買いに、多くのお客さまで賑わっていました。

テーブルの上には、試食用のチョコレートが置いてあり、味見をすることができるのですよ。
カカオ含有量が高いもの、レモンや、カルダモン、シナモンなどのフレイバーチョコレート等、種類も豊富。

個人的には、カルダモンが、一番の好み。
教室用にも購入し、モディカでの目的、達成です。

後日知ったのですが、ここのカンノーリ(Cannoli)が、抜群に美味しいそうで…。

 わぁ~残念。
お店を訪れる方は、是非、スタッフに尋ねてみて下さいね。
注文を受けた後に、クリームを流し込むそうで、作りたてのカンノーリが食べられるそうですよ。

ちなみに、モディカチョコレートは、種類は限られていますが、ネット等でも販売されています。
気になる方は、是非、是非です。

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【店舗情報】
アンティカ・ドルチェリア・ボナイユート
   (Antica Dolceria Bonajuto)




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