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ラヴェッロの大聖堂

<イタリア旅行記(2019年夏・南イタリア横断)no.57>

ラヴェッロ(Ravello)の中心・ドゥオーモ広場に面して佇むのが、
大聖堂・ドゥオーモ(Duomo)です。

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ドゥオーモ(Duomo)&ドゥオーモ広場(Piazza Duomo)

11世紀に建立され、外観もとてもシンプル。
でも、このシンプルさが、この青空に映えて、美しく爽やかな気持ちにさせてくれます。

中に入りましょう!

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ドゥオーモ内部

内部も、木造の天井に、白壁、そして石柱と、シンプルですが、
このドゥオーモには、素晴らしい説教台が2つあるんです。

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左にある説教壇(pulpito)

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モザイク画で描かれたドラゴン。
このドラゴン、ラヴェッロに向かうバスの中で、街に入る時にも見かけました。
ラヴェッロの、シンボルのひとつのようです。

説教壇のドラゴンの口には、人が…。
飲み込まれていくのか…と思いましたが、
じーっと眺めていると、「よいしょ、こんにちは~」っと、ドラゴンの口に中から、人が出てくるように、私は感じてしまいました。

このモザイク画は、ビザンティン様式のもの。
きっと、なにか意味があるのでしょう…。

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右にある説教壇(pulpito)

こちらは、6体のライオン(Leone)が、モザイクで装飾された帯状彫刻の柱を支えています。
その上には、説教壇、そして尾鷲がキリリと前を向いています。

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金を施したモザイク画にも、ドラゴンの他に、ライオン、鳥も描かれています。
モザイク画好きには、これだけを見るだけでも、ラヴェッロに来た価値があります。

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後部にあるパイプオルガン(Organo a canne)

もちろん、この大聖堂も、ワグナー音楽祭の演奏会場のひとつになります。

アマルフィ大聖堂と、ほぼ同時期に造られたラヴェッロのドゥオーモ。
それぞれ、違う魅力がありますね。

午前中に、ふたつの大聖堂を見ることができて、充実の時間でした。

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