見出し画像

札幌駅前~新千歳空港へ ☆リムジンバスで、4時間半程かかりました

<函館&札幌の旅(回顧録)no.39>

記録的な大雪のために、札幌に延泊した翌朝。
夜中も、雪が降っていたようですが、朝には止み、厚い雲の間から、青空も見えてきました。

この日は、なんとしても、神戸に帰らなくてはいけません。

朝の景色(ホテルの部屋から)

ニュースによると、JR 線は、まだまだ大雪の除雪が追いつかずで、札幌発着の電車は、ほとんど運転取り止め。
もちろん、新千歳空港までの足・快速エアポートも止まっています。

辛うじて、札幌駅前発のリムジンバスが、運行している様子。
ただ、かなりダイヤが乱れているとのことでした。

変更した、搭乗予定の飛行機は、この日の最終便。
JR快速エアポートは、午後から、運転再開の見込みと言っていたので、
「夕方までに、空港に着けば良いから、JRが再開するまで、午後まで待ってみようか」と話していたのですが、ふと、嫌な予感が過ります。

どうなるか分からない事を、じっと待っているなんて、私の性にも合わない!
と、強く感じ、とにかく、動こう!
今動いているバスだって、いつ停まっても不思議ではないですからね。

軽く朝食を取り、朝8時過ぎに、ホテルをチェックアウト。
荷物を持って、リムジンバスの停留所に向かいました。

バス停は、札幌駅の南側、駅前広場の向かい側にあります。
到着して、ビックリ!
停留所前のビルに沿って、ぐるりと、バスを待つ人達で、長い列となっていたのです。

こういう場面に出くわすと、なぜか、ちょっとワクワクしてしまう私。
折角だから、時間の記録を撮っておこうと、列の最後尾に並び、時計を確認。
この時、8時30分前でした。

それからは、折を見て、写真撮影。
撮影した写真に、時刻が記録されるのは、ありがたいですよね。
思い出すのに、役に立ちます。

バス乗車を待つ列(AM 8:42)

この日は、お天気が回復して、本当に良かった。
雪が降り注ぐ中、並ぶのも、しんどいですからね。
ただ、時々、横のビルの上から、溶けてきた雪や、氷柱が落ちてきて、驚くこともありました。

札幌駅前の角(AM 9:16)

札幌駅前まで進みました。
ここから、左に曲がります。

リムジンバスが見えてきました(AM 9:32)

リムジンバスも見えてきて、乗車する場所に近づいてきています。
もう少しです。

このバス、最後のふたりで、ぎりぎりギリギリ乗車(AM 9:40)

並び始めてから、1時間強。
やっと、新千歳空港行きのバスに乗車です。
有難かったのが、座席が、一番前だったこと。
奥から詰めて、座っていくので、札幌での乗車・最後の私達は、
一番前に座る事ができ、これが、この後の長い乗車時間のしんどさを、少しだけ和らげてくれました。

札幌駅前から出発し、いくつかの停車駅を回って、補助席も満席となりました。いざ、新千歳空港へ。

天気が良くなったとはいえ、道路には、除雪しきれていないところもあり、
また、雪が一度解けてから、再び冷えて凍ったりしているので、バスも、徐行、停車を繰り返し、本当に、亀の歩みの様に、進んでいきます。

バスの運転手さん同士が、無線で連絡を取り合い、道の様子、事故や、渋滞等々の情報を交換を、細かくされていて、そして、最後に、必ず「安全運転で行きましょう」と、確認し合ってるのも印象的でした。

ちょうど、札幌から、30km程、来たところでしょうか。
乗車して、3時間近く経った頃、恵庭市の道の駅に、トイレ休憩を取るとの
アナウンスが入ります。

普段の運行ではないのですが、運行時間3時間を超える時は、休憩を取る決まりになっているとか。

道の駅・花ロードえにわで、休憩(PM 12:32)


この雪景色と青空が気持ち良くて、外気を吸って深呼吸。
もちろん、トイレ利用もできて、ホッとひと息、気持ちがリセットされました。
昔、よく利用したスキーバスを、ふと思い出したりして。

ここから、空港まで、残り 15㎞ 程。
途中、事故もあったようで、道を迂回して、さらに時間が掛かりましたが、何とか、空港に到着です。

時計を見ると、14時過ぎ。
通常は、運行時間1時間~1時間15分程が、この日は4時間半。
さすがに疲れましたが、無事、新千歳空港に到着できて、本当に良かったです。

そして、あの条件の悪い道路事情の中、安全運転を心がけて下さったバスの運転手さんにも、本当に感謝しました。

今になれば、良い想い出ですね。


お読み頂き、ありがとうございます。 サポート頂ければ、心強いです。