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12月24日のボルツァーノは凄かった…そして、チロル料理

<イタリア旅行記(2016年北イタリア)No.30>

南チロル地方でもある、トレンティーノ=アルト・アディジェ州の
ボルツァーノ(Bolzano)。

無事、ホテルに到着し、早速、昼食をとりに出かけました。

ボルツァーノ大聖堂 & クリスマス・マーケット(ヴェルター広場)
(Duomo di Bolzano e Mercatino di Natale in Piazza Walther)

目的のひとつ、クリスマス・マーケットを横目に、まずは、昼食!
事前にチェックしていたレストランへ向かったのですが…。

私、この街・ボルツァーノのクリスマス・イブを、舐めておりました…。

リストアップしていたレストラン3店舗とも、テーブルや椅子などが取り除かれ、立食のバール営業。
店前の道まで、ビールやワイングラスを手に持った人で溢れ、賑わっていたのです。

普段、青空市場が出ているエルベ広場(Piazza Erbe)から、南北に延びるフランチェスカニ通り(Via dei Francescani)と、ゴエテ通り(Via Goethe)。
この2つの道と、エルベ広場が、特に、人が多く、肩と肩が当たる程の混み具合。

歩いて進むのが困難な時もありましたし、下手をすると、その人混みの勢いに飲み込まれてしまう感じ。
カメラや携帯電話を取り出せないのは勿論、スリに合わないように、バックを、ギュッと身体の前に抱え込んでいないと、怖いほどでした。

これは、凄い!
結局、どのお店も、入口までも辿り着けずに、断念。
予想をはるかに超える光景に、驚きながら、気が付けば、13時を回っていて、
こちらも、ビックリ!
あっという間に、時間が過ぎていて、これは、いけません。
昼食をとり損ねる可能性も出てきました。

急いで、クリスマス・マーケットへ戻ります。
このマーケットも、クリスマス・イブのこの日は、14時にはクローズすると聞いていたのですが、ギリギリセーフ。
フード・スタンドで、料理をテイクアウトして、ホテルで食べる事にしました。

クリスマス・マーケットのフードスタンド
(Food Stand del mercatino di Natale)

ボルツァーノは、イタリアでありながら、ドイツ語圏。
もちろん、第二言語のイタリア語も通じますが、フードスタンドでは「ドイツ語表記のみ」のところも多いのですよね。

なんとか、注文して、テイクアウトしたのが、こちら。

グラーシュ(牛肉の煮込み)& クヌーデル(パン団子)
(Gulasch & Knödel)

チロル料理(La cucina tirolese)、この地域の郷土料理でもあります。
(パン団子は、イタリア語では、カネデルリ(Canederli))

これが、なかなか美味しくて、嬉しい誤算(?)。
無事、昼食がとれて、ホッとひと息でした。

本当は、ソーセージ(ヴルスト:Wurst)も食べたかったのですが、
ドイツ語の発音が通じなかったようで、ゲットできず…。
でも、こういうバタバタも、旅ならではの楽しみでしょうか。

南チロル産のスパークリングワイン
(Spumante di Südtirol)

せっかくの、ボルツァーノでのクリスマス・イブ。
スパークリングワインも購入し、その後は、ホテルで、ゆっくりと過ごしました。

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「レシピ集」で、グラーシュをご紹介しています。


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