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ドゥカーレ宮殿の黄金階段

<イタリア旅行記(2008年夏・ヴェネト&ドロミテ&トリエステ)no.8>

ヴェネツィア(Venezia)の、サン・マルコ寺院横にあるドゥカーレ宮殿(Palazza Ducale)

宮殿の基礎は、9世紀頃の建造で、その後、増改築を繰り返し、今の姿となりました。
素晴らしいゴシック様式で、海洋国として繁栄していたヴェネツィア共和国時代には 「総督の居城」 として使われていたそうです。

内部はとても広く、こちらも素晴らしいフレスコ画がいっぱいと、聞いていたので楽しみに訪れました。

まず、最初に度肝を抜かれたのは、こちら!

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黄金階段(Scala d'oro)

宮殿内に入るために、登る階段です。
「黄金階段」と呼ばれているだけあって、本当にキラキラ、眩しいです。

まず、この天井の漆喰装飾に驚きます。

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黄金階段の天井
(Il soffitto di Scala d'oro)

天井を眺める度に、ため息…、本当に煌びやかで美しい。
首が痛くなってしまうほど、見惚れてしまいました。

いやいや、ここは、まだ、宮殿の入り口。
先に進まなくては、です。

宮殿内部に入ると撮影禁止なので、写真はありませんが、やはり素晴らしい装飾でした。
当時のヴェネツィア共和国の溢れんばかりの「富と権力」が刻まれています。

特に、興味深かったのが、3階にある「地図の間」
広間の壁一面に、地図が敷き詰められています。
地中海近辺はもちろん、西アジアの様子も描かれていて、海洋貿易がヴェネツィアの屋台骨であったことが、感じとることが出来ます。

宮殿から、外への写真撮影はOK。
運河と街並み、そして、対岸のサン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂も
見ることができました。

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サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂
(Chiesa di San Giorgio Maggiore)

共和国時代の史実の絵も沢山あり、絵画を眺め、窓の外の景色を眺め。
交互に、楽しみながら、中世の時代に、思いを馳せていました。



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