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フィレンツェ・ドゥオーモ内の様子

<イタリア旅行記(2006年中部イタリア)no.20>

ドゥオーモ(Duomo)の丸屋根へは、正面・左横にある入口から、
階段を登っていきます。

一段一段の高さがあり、なかなかの運動。
「いや~、やっぱり結構あるな~」っと、思いながら進んでいると、
ぱっと眼の前に、明るく眩しい空間が広がりました。

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クーポラ(丸屋根)の付け根の部分

見上げると、360度の半円形に描かれた「最後の審判(Arbitro finale)」
かの有名な、ジョルジョ・ヴァザーリ(Giorgio Vasari)が、生前最後に
手掛けた大作が、私達を迎えてくれました。

その間近で見る絵画の迫力、美しさに、思わず、眼を奪われてしまいます。

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ドゥオーモ内の様子

下を見ると、ドゥオーモ内・中央の祭壇が、見えます。
「おおおっ…すごい…!こんなところまで、登ってきたのね」

そのまま、壁に沿って、通路を歩いてくと、再び階段が待っています。
目指すは、この「絵画」の頂上です。

でも、本当に大変なのは、ここから…!
人、ひとりが進める程の幅の、さらに急な階段が続きました。

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頂上への階段(La scale per la cima di Duomo)

その階段の上から、振り向くと、こんな感じです。
なんて急なところを…💦。

この階段も、14世紀頃に造られたと思うと、本当に、凄いですよね。

頂上から降りてくる人達も、もちろん、この階段を通るので、
ちょっとした壁のくぼみに身を引いたりして、譲り合って行き来します。

段々と、息が上がってきて、只々、黙々と、足を前に出して、階段を上っていきます。
頂上は、いったい、どこまで…と、思っていると、
上から降りてきた方が「もうすぐよ、素晴らしい眺めだよ」っと、声を掛けてくれてました。
よし、頑張るぞ!

頂上に着いた頃には、息も、切れ切れで。
でも、あの眺望が、あのしんどさを忘れさせてくれるので、また登りたいな、思ってしまうのです。


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