アンコール遺跡群 ⑥ 和名は「ガジュマル」、スポアンが生い茂るタ・プローム寺院へ
<旅行記(2011年ベトナム&カンボジア)no.30>
広大なアンコール・トム(Angkor Thom)を見学した後、今度は、西へ。
2ヵ所目の遺跡、タ・プローム寺院(Ta Prohm)に向かいます。
巨木の根が、寺院を覆い包むように、張り巡らされている迫力ある遺跡。
その巨木の正体が、こちらです。
スポアン(Spung)、和名は「ガジュマル(榕樹)」です。
見上げてみると…。
うん、大きいです!
長年、手付かずで、放置されていたタ・プローム寺院に、鳥達が落とした
スポアンの種々が育ち、ぐんぐんと、寺院内にも根を伸ばしていったそうです。
根も含めて、木々を取り除こうとすると、寺院そのものも崩れてしまうそうで、現状維持をすることが一番の良策だそうです。
ふと、タ・プローム寺院の方を見ると、スポアンが生い茂っています。
神秘的な佇まい。
日本にも、観葉植物としても親しまれているスポアン、ガジュマル。
沖縄では「精霊が宿る」を言われ、神聖な木として、大切にされている地域もあります。
まさに、その精霊を感じるような空間だったタ・プローム寺院内へ。
さあ、入っていきましょう。
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