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赤いバラ・一輪の贈り物

<イタリア旅行記(2007年春・リグーリア&ミラノ)no.52>

ミラノ(Milano)のシーフード・レストランで、夕食を頂いた時のお話。

隣のテーブルで、お父さまの誕生日会をしていたイタリア人ファミリー、
総勢 15 名。
東洋人の女性(私)ひとりで食事をしていたのが、気になったようで、
「日本人ですか?」と、声をかけて下さいました。

最初は、隣同士でお話していたのですが、メイン料理を頂いた後は、
「こっちに来て、お話しましょう!」
と言われ、椅子ごと、隣のテーブルへお邪魔することに。

最初は、お父さま、お母さまと話していたのですが、段々と、こっちにも来なさい!いやいや、こっちにも!っと、テーブルをぐるりと、ひと回り。
仕事の料理の話はもちろん、日本語やイタリア語について、そして、最後は、経済の話もしたりして。
こういう時には、電子辞書が重宝します。

お祝いのケーキも一緒に頂き、ふと気付いたら、もう閉店時間。
最後に、

「とても楽しい誕生日会だったよ!ありがとう」

と、お父様が、ご自身が受け取ったプレゼントの花束から、バラ・一輪を渡してくれました。

いえいえ、こちらこそ、とても楽しかったです。
こういう、出逢い、プチ交流があるのも、ひとり旅の楽しさですよね。

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