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岡山と新潟をつなぐ人に、私はなりたい。

岡山で2度目となるアルビレックス新潟のJ2リーグ戦の日がいよいよやってきた。

岡山出身の私にとって、日程発表の時に最も気になる試合である。秋開催のナイトゲームだった昨年と異なり、今年は春のデーゲームになった。少し時期的に早いなと思いつつも、自分の中で最も気持ちが入る試合であることに変わりはない。

思えば昨年の岡山は未曾有の豪雨による災害があり、その部分がどうしても気になりながら試合までの日々を過ごした。試合が倉敷サンクスデーだったこともあり、復興に向けた支援のメッセージは必ず出すべきだと考えた。周囲に相談し、多くの人の協力によって完成した横断幕を市長挨拶の時に出した瞬間、私の中で様々な感情が巡り涙が流れた。


ああ、自分は今新潟側にいるけれども岡山の人間なのだと。


去年に続いて、短い期間ながら今年も岡山の情報を新潟サポーター向けに発信し続けた。正直アウェイ岡山に来られる人数は首都圏アウェイと比べて明らかに少ないし、その状況で発信する意味はあるのか自問することも何度もあった。

それでも岡山のことを発信し続けるのは、自分が数少ない岡山と新潟の両方に縁がある人間だからだ。

新潟の人に岡山のことをもっと知ってもらいたいし、岡山の人にも新潟のことを伝えたい。アウェイ岡山の試合はその機会を生んでくれる試合であり、そこで両チームのサポーターを、岡山と新潟をつなぐ人間に自分はなりたい。


今までサポーターを続けていたおかげか、2月に岡山であったキャンプ中の練習試合でついに岡山に住んでいる新潟サポーターに初めて会えた。15年以上新潟の試合を見て、岡山にも長年住んでいた時期があった中でようやく訪れた瞬間だった。

西日本の試合はアウェイジャックだ!と取り上げられることもないし、選手や社長などからサポーターがすごいと言われるわけでもない。今年まで3年続いた西日本の開幕戦でもそうだった。

それでも自分は岡山のことを発信し続ける。数は少なくても、それぞれの街に仲間がいる。そして、地元である岡山と新潟をつなぐために。

お互いのサポーターが「新潟いいよね、夏に行ってみようかな」「岡山はいい場所だね、また来たいな」と思ってもらえたら本当に嬉しい。


今年の試合が昨年以上に印象に残るように、最後まで動き続ける。岡山と新潟、お互いに縁や好意を持つ人が少しでも増えるように。

では明日の岡山でお待ちしています!

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