仕組化の第一歩【用語の整理と定義】

在庫管理のスピードと精度をアップさせることに取り組んでいます。
何が入ってきて、何が出ていったのか、これは明確なのですが、その間の状態が掴みきれていないことが課題でした。掴みきれないことで現状で大きな問題は生じていませんが、今後、取扱量が増えた時に管理しきれなくなる予感がしています。

在庫管理には当然データベースが必要になります。
データベースのマスタを作るにあたり、商品名の表記ゆれが多いことがハードルとなりました。
業界の特性なのか、扱っているものの特性なのか、それはよく分かりませんが、ベテラン同士なら阿吽で分かることが、ビギナーには分かりにくいようです。
ビギナーにも理解しやすくものに変えていく必要があります。
そのために社内で使う品名の整理を行いました。
つまり不要なものを捨てました。
同じようなものでも、呼び名の違いで微妙なニュアンスの差を感じ取っていましたが、それは基本的に同じものとしました。ニュアンスの違いは名前ではなく、仕様の違いとして表現することにしました。

他にも、これまで明確な区分なく使っていた
「仕入」という用語と
「入荷」という用語を
ものの動きを見るときは「入荷」で統一することにしました。
「仕入」は経理上で使う用語と定義しました。
マニュアルを作成する際に、用語が整理されていないと、読む人は内容を理解するのに、前後の文脈から意味を解釈することになり、結果、人によってアウトプットがバラついてしまうリスクがあります。
またマニュアルを作成する方ですら、時間が経てば、元の解釈と変わってしまうかもしれません。

そうはならないように用語を定義しておくのは意義がありますね。

江崎グリコがシステム障害でエラい目にあっております。根本的な原因はよく分かりませんが、生産性を上げるはずだった投資が一転して、生産を止めてしまうとは、思いもよらなかったでしょうね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?