愚痴への対応「一緒に手を合わせて成仏」

妻がある方とのやり取りを気に病んでいて、ネガティブモードに入るときがあります。
男はすぐ解決したがる、とよく言われますがご多分に漏れず私もその口です。
ただ私もその辺りはちゃんと配慮するよう成長はしており、自分の「べき論」は言わないようにしています。
しかし難しいですね。
自分の意見を言わずに傾聴に徹していれば、なぜ何も言わないのかと怒りの矛先がコチラに向くこともあります。
私はとても理性的な人物ですが(自分で言うな)、同じテーマの愚痴を数日繰り返されると、「まだ引っ張ってるのか」と苦痛になってきます。
そうなると
「気にしなきゃいいじゃん」
「会うわけじゃないから、ほっときゃいいじゃん」
と終わらせようとしますが、それで彼女の気が済めば、何日も同じ愚痴を吐かないですよね。
我慢したものはまたどこかで蒸し返すこともあります、というか必ず暴発します。
ネガティブになった原因とは距離を置けても、彼女が感じたこと自体を無かったことにすることはできません。

愚痴を聞かされる側の心構えとしてたどり着いたポイント
・解決はNG
・傾聴もNG
・気にするな、忘れろもNG

答えはタイトル通りなのですが、
「一緒に手を合わせて成仏」
です。方法論ではなく、あくまでマインドです。
人が亡くなったとき、悲しい気持ちになります。
それを無かったことにしよう、と周りの人が言うことはないと思います。
それと同じように、あなたに生じたネガティブな気持ちや愚痴は自然かつ大切なものだね、と。
実際に手を合わせると茶化したと思われるのでやるべきではありません。心持ちとして、隣にいて、相手の話をうなずきながら、そっかそっかと聴いていれば、最初はトゲトゲしかった口調も、線香の煙のように昇華していくのが感じられたら、愚痴も完了していきます。
時間はかかりますが、またぶり返すことを考えると、結果的には最短ではないかと思います。


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